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【弁護士・法律事務所】職務経歴書の書き方や例文・サンプル

【弁護士・法律事務所】職務経歴書の書き方や例文・サンプル

by LEGAL JOB BOARD 森田

転職エージェント

担当職種:
  • 弁護士
【弁護士・法律事務所】職務経歴書の書き方や例文・サンプル

こんにちは。弁護士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の森田です。

本記事では、弁護士として就職・転職をする方へ向けて「弁護士の職務経歴書の書き方や例文」を解説します。

職務経歴書は履歴書と同じく、選考結果を大きく左右します。書き方に注意をしないと、あなたの魅力を十分にアピール出来ません。

そこで本記事では、経歴やアピールポイントが好印象で伝わる職務経歴書の書き方をご紹介します。

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弁護士の職務経歴書のフォーマット・サンプル

職務経歴書をお持ちでない方は、以下のリンクからダウンロードしてください。

フォーマットやサンプル(例文付き)も掲載されています。

弁護士の職務経歴書フォーマット・例文サンプル付き(Word)

弁護士の職務経歴書の3つのポイント

職務経歴書を書く前に、作成のポイントをまとめます。

3つのポイントに気を付けることで、あなたの魅力を最大限にアピールすることができるでしょう。

①続きを読みたくなるような要約を意識する

職務経歴書が最後まで読まれるかどうかは、要約によって左右されます。

弁護士業務のスキルや、未経験の場合は学生時代・前職の実績など、全てを書く必要はありません。

アピールに有効な部分を選定し、経験や実績を簡明にして記載しましょう。

②選考先のニーズに合わせて自身のアピールポイントを洗い出す

選考先の事務所や企業によって、求めている人材は違います。

「契約法務経験が多い弁護士が欲しい」「マネジメント能力のある弁護士を採用したい」など、具体的な求める人物像は、求人票に書かれていることが多いです。

選考先のニーズと自身の強みを照らし合わせて、どこをアピールすべきかを洗い出しましょう。

③分かりやすく書く

分かりやすく作成された職務経歴書は、有望な人材という印象を与えます。

逆に、分かりにくいと最後まで読んでもらえない可能性があります。分かりやすい書類作りを徹底してください。

以下のポイントを抑えて、分かりやすい職務経歴書を作成しましょう。

  • 体言止めを用いる
  • 一文を短くする(すぐに「。」を打つ)
  • 情報が羅列する場合は箇条書きで表現する

職務経歴書の書き方・例文

以下の例文に沿って、書き方やポイントを解説します。

職務経歴書

氏名 ◯◯◯◯

<要約>

◯◯大学院修了後、◯◯年の司法試験に合格いたしました。

合格後、◯年間◯◯法律事務所にて、大手企業やベンチャー企業の企業法務に従事し、契約業務をメインにM&A案件の対応や国内外取引等の渉外対応なども行い、幅広い業務経験があります。

主に大手メーカーの契約業務をおこなっていましたが、ITをはじめ食品業界などさまざまな業界に対応できます。

<職務経歴>

◯◯年◯月~現在 ◯◯法律事務所
業種:弁護士 従業員:◯人 
資本金:◯◯◯円 年収:◯◯円

<業務内容>

▼ジェネラルコーポレート
・契約法務-取引基本契約、秘密保持契約、投資契約、業務委託契約 など
(ドラフティング8割 レビュー2割)
・コンプライアンス-社内コンプライアンス研修講師

▼戦略法務
・M&A-デューディリジェンス、業務提携や事業譲渡に関する契約締結
・渉外案件-国際商取引に関するアドバイス

▼労働法
・解雇、退職勧奨等に関する相談や対応
・就業規則の作成など

▼民事案件
・一般民事における法律相談、訴訟業務(債務整理、交通事故、離婚など)

<資格>

・◯◯年 司法試験予備試験 合格
・◯◯年 司法試験 合格
・◯◯年 普通自動車第一種運転免許

<英語スキル>

・TOEIC850点
・実用英語技能検定1級

<PCスキル>

・Word
・Excel(マクロ関数可)
・PowerPoint

<自己PR>

企業法務をメインに、様々な法律実務経験を積んでまいりました。さまざまな業界の企業と関わる中で、知識を深めるための向上心と、クライアントの意図を汲み取り連携をするためのコミュニケーション能力をいかし、多くの法律問題を解決してまいりました。
また、留学経験での語学力をいかし、海外進出を図る企業の渉外案件に多く携わってきました。現地との交渉や英文で契約のレビューなどは問題ございません。
今後は、語学力や企業法務経験をいかし、海外展開やM&Aなどの戦略法務のスキルを更に磨いて、従事していきたいです。

要約

要約には職務経歴のほか、弁護士としてアピールできるスキルも記載すると好印象です。

  • どんな実績を残してきたか
  • どんなスキルを身に付けてきたか
  • どんな役割で業務をこなしてきたか

といった情報を盛り込むことで、読み進めたくなる職務経歴書に近づきます。

職務経歴

職務経歴は、新しいものから順に記載します。

記載する際は、下記の内容をセットにして書きましょう。

◯◯年◯月~現在 ◯◯法律事務所
業種:弁護士 従業員:◯人 
資本金:◯◯◯円 年収:◯◯円

従業員数などの情報を書くのは、どのような雰囲気の職場で働いていたのかを伝えるためです。

採用担当者は仕事環境でのマッチングを見る場合もあるので、こうした情報を添えておくことは大切です。

ちなみに、職務経歴書に書いた職場環境と選考先の職場環境が大きく異なる場合でも、それがマイナス評価に繋がることはありません。

業務内容

業務内容は、今までのスキルをアピールするために重要な項目です。

詳細に記載しなければいけませんが、見やすさを意識します。

上記のサンプルにも記載したように、箇条書きなどを用いて分かりやすく記載しましょう。

▼業務区分
・業務の詳細①
・業務の詳細②

資格スキル

司法試験予備試験や司法試験の合格年度は、必ず記載しましょう。

採用担当者は、あなたが何期生なのかを把握する必要があるからです。

また、取得した資格はすべて記載してください。弁護士以外に公認会計士や中小企業診断士など、ダブルライセンスを持っていると強みになる資格があります。

弁護士業務に無関係の資格であっても、漏れがないよう注意が必要です。

自己PR

自己PRは、選考先が「あなたがどのような人材なのか」を読み解くうえで重要です。

経歴を書くのではなく、長所やスキルをアピールしましょう。

自己PRを書く際には、

  • 最初に、今までの仕事を通して経験したこと、自身の仕事スタイルなどを記載
  • 今までの経験から、どんなことができるのか、得意なのかをアピール
  • 入社後はどのようなことをしたいのか、その理由も記載

といった内容を盛り込むと、まとまりのある自己PRが作成できます。

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この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 森田

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担当職種:
  • 弁護士

リーガルジョブボードの弁護士・司法修習生などを専門とする転職エージェント。多数の紹介実績を持つ。希望に沿った就職・転職先の紹介や、 転職相談会・キャリアカウンセリングを随時開催中。転職のちょっとした疑問や心配ごとでもご相談いただけますので、お気軽にご連絡ください。

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