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測量士 測量士の年収や給与形態・賞与額の決まり方や年収の上げ方

測量士の年収や給与形態・賞与額の決まり方や年収の上げ方

2020年07月17日

測量士の年収やボーナス・給料の決まり方について解説します。

また収入を上げるためのやり方についても紹介しているので、測量士を気になっている方はもちろん、測量士の方やこれから測量士に転職しようと考えている方にも参考になる記事となっています。

株式会社WILLCO 篠原
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株式会社WILLCO 篠原
司法書士・測量士・調査士を専門としたリーガルジョブボード(株式会社WILLCO)の転職エージェント。転職実績は業界最大級。求人票には載っていない事務所の評判や口コミのお伝え、選考対策やキャリアステップのご相談など多岐に渡り転職支援をさせていただいています。お気軽にご連絡ください。求職者様・事務所様の双方にとってベストな転職を実現します。

測量士の年収について

測量士の年収はいくら?

測量の業界は年収に大きく幅があり、実務経験の年数や長さによってかなり左右されます。

地域差はありますが、入社して

  • 1〜4年:200万~300万円

  • 5
    10年(チームリーダー、主任):500万円
  • 10年以上(かなり上の役職に就く):700万~800万円

が一般的な目安となっています。

測量業界は、働き始めは給料が少なく大変です。

しかし同じ会社で働き続け、即戦力と認められれば給料は格段と上がってくる業界でもあります。

 

転職による年収の減額について

よく「転職すると年収は下がる?」と聞かれることがあるため触れておきます。

先ほども申し上げた通り、働き始めは収入や月収が少ないので、転職すれば年収は下がる傾向にあります。

目安としては、今の年収の「マイナス100万円」ほどです。

しかし実務経験や即戦力さえあれば、高年収で転職することも可能です。

例をあげると、弊社をご利用になられた方で、測量士の実務経験の豊富な方は転職先の給料が500万円ほどという事例もございました。

 

年収・給与形態の例やモデルケース

測量士の業界でメジャーな給与形態は、『基本給が安く、ボーナスが多い』です。

公共系測量(道路・トンネル・公共の建物などの測量)と、民間系測量(家と家の境目を測るなど、司法書士の登記などに付随した測量)どちらにも共通する部分です。

特に規模の小さい事務所になると、売り上げが良い時はボーナスで社員に還元し、業績が厳しくなるとボーナスが減るというようにやりくりしています。

規模が大きくなると、測量の収益だけではないため、基本給が上がる分、ボーナスの額は期待できない傾向にあります。

 

あるベテラン測量士の年収モデルケースを紹介します。

  • 年収700万円
  • 基本給は約35万
  • ボーナス年に3回(夏3ヶ月分・冬3ヶ月分・年度末1ヶ月分)

月々の基本給はそこまで高くないですが、ボーナスが多いため年収としてみると高くなります。

 

給料の上げ方やボーナス・賞与額の決まり方

測量士の業界で一番大切なのは、社内評価です。

社内評価は、給与や昇級などさまざまな要素に関わります。

社内評価が大切であることは他の会社でも同じですが、測量士は数字に出しづらい仕事であるが故、特に重要だと言えます。

主に、『実績・勤務態度』で社内評価の評価基準を設けている事務所や企業が多く、クライアントからの評価や測量の正確性、納品日に間に合ってるか、うまくチームとして働けているかなど、技術以外のことも評価対象に当たるでしょう。

もちろん全部の組織が以上の体制であるとは言い切れません。

しかし、今まで数多くの測量士の方のご転職を支援させていただいた私から見ると、コミュニケーション能力が高い方ほど高い収入を得ている傾向がありました。

高い収入を得たければ、社内から評価され、技術以外のスキルを身に付ける必要もありそうです。

 

専門的な測量になるほど収入は上がる

ドローンを使う測量や海の深さの測量など、専門的な測量は高収入になりやすいです

ドローンは今、測量の業界の中で主流になりつつあります。

さらに精密さを増せば今後はもっと需要が増えるでしょう。

そういった需要の高い測量は給料は高くなる可能性が大きいのです。

また、海の測量は特に専門的で全体的な経験者が少なく、希少価値があります。

しかし、求人によっては『年収:300〜500万円』ほどのレンジを提示している場合もあるため、普通の測量士とそこまで差はない場合も。

とはいえ実績次第で、かなりの額になる可能性は大いにあります。

 

出世・昇級について

出世・昇級について

年収に大きく影響する出世や昇級は、公共測量と民間測量で大きく変わってきます。

 

民間の場合

民間は人数が少なく、比較的規模が小さいため、若手でも認められれば早く出世できます。

中には30歳で年収700万円の方や、ベテランと肩を並べて働く若手もいたり、給料やポジションが早めに上がりやすいと言われています。

若手のうちに経験を積んで、出世したい方は民間の事務所に転職することを推奨します。

一方で、40〜50代になると年収が停滞することが多く、同世代と比べると少ない可能性はあります。

かなり上の方の管理職になるか、経験を活かして大規模な企業に転職するかなど、対策を考える必要はあります。

 

公共の場合

民間に比べ、公共系だとスピード出世は期待できません。

しかし、民間とは逆で、40〜50代での給与額は大きくなります。

役職につくまで時間はかかりますが、役職に就いた際は給与額が一気に上がります。

安定して働いていきたい場合は公共測量の方が良いと言えるでしょう。

 

年収アップや給与交渉に役立つ資格

測量士・測量士補以外で、年収アップや給与交渉に役立つ資格を紹介します。

収入を伸ばしたい方は、これから紹介する資格の取得を検討してみてください。

※公共と民間で役立つ資格が違うため、取得を考える際には間違えないように注意してください。

 

【公共】地理空間情報専門技術認定

地理空間情報専門技術認定の資格は、各専門分野の技術取得の程度を「日本測量協会」が認定します。

公共測量業務に関する業務発注機関に高い評価を得ている資格です。

測量士などの測量業務従事者がその業務において更に技術力を高め、その専門部門の技術取得を示す資格であり、各分野を極めた者がその証として取得できる資格とも言えます。

 

【公共】RCCM(シビル コンサルティング マネージャ)

シビルコンサルティングマネージャは、高度で良質な社会資本を整備するための建設コンサルタント業務を円滑かつ的確に実施するため、建設コンサルタント技術力向上が図られることを目的に創設された資格です。

一例として、建設コンサルタント業務において、管理技術者として業務の全てに責任を持って管理、遂行するために必要な資格です。

この資格があれば「管理技術者」になれるでしょう。

技術士の一歩手前の資格とも言われているため、取得はかなり大変です。

 

【公共】補償業務管理士

補償業務管理士(ほしょうぎょうむかんりし)とは、補償コンサルタントの国土交通大臣登録に必要な補償業務管理責任者に就任する為の要件の一つとされている資格です。

例えば、都市開発などにより、新しく道路、河川、鉄道等の社会資本整備を進めるには、整備に影響する範囲を明確にし、支障となる土地や建物また、営業等について、その土地の所有者、使用者に対する正当な評価による「補償」が発生します。

この時に活躍するのが、「補償業務管理士」です。

この知識があると、公共の測量士として働く上で非常に役立ちます。

 

【民間】土地家屋調査士

不動産の表示に関する登記の専門家のことであり、他人の依頼を受けて、土地や建物の所在・形状・利用状況などを調査して、図面の作成や不動産の表示に関する登記の申請手続などを行う資格です。

民間の測量をする上で一番幅が広がります。

企業にとって、測量士と調査士を1人ずつ雇わなくてもいいため、給料にも大きく影響してくるでしょう。

 

【民間】行政書士

「行政書士法」に基づく国家資格者です。

行政に関する書類や、法律的な権利義務・事実の証明に関する様々な書類の作成や手続を、企業や個人に代わって行い、手続に関するアドバイスを行うことができます。

例えば、お店の運営の許可関係をする人は行政とやりとりをする必要があるため、行政書士じゃないとできない仕事です。

規模の大きい開発案件を受け持つ場合だと、資格を持っていた方が企業にとって助かるでしょう。

規模が大きいと、利益も大きくなるため、会社にとって欲しい人材でしょう。

基本業務で役立つというよりは、自分の仕事の幅を広げるための資格です。

 

【民間】宅建士・不動産鑑定士

宅建士について。

「宅地建物取引士」の略称で、毎年20万人前後の受験者数を誇る最大規模の国家資格です。宅建とは、不動産取引の専門家(宅建士)を示す資格です。

不動産の売買や賃貸物件のあっせんをする際に、その土地や建物について専門知識を有していないお客様に詳しい説明をすることができるようになります。

 

不動産鑑定士について。

不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格であり、不動産の経済価値に関する高度専門家です。

不動産の鑑定評価はもとより、それを基礎とし、土地の有効利用なども考慮したコンサルティング業務等も行うこともできるようになります。

 

この2つの資格は、資格として持っていてすごく役に立つというよりは、資格から得られる知識が業務として役に立ちます。

いろんな視点を基に、仕事をする上で様々な視点から提案ができるため、資格を持っていない測量士に比べ、業務で明らかな差をつけることができるでしょう。

 

スキルアップを狙うなら技術士

技術士は、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある最高位の国家資格であり、この資格を取得した者は、科学技術に関する高度な知識、応用能力および高い技術者倫理を備えていることを国家によって認定されたことになります。

新しい道路や、河川、鉄道等の社会資本整備を設計したり、それらの建設をコンサルタントできたり、かなり専門的な資格です。

取得が難しい資格ですが、価値のある人材になれるでしょう。

 

求人でよく見る「実務経験」の意味について

最後に補足として、求人票でよく見る「実務経験」の意味について説明しておきます。

「実務経験=経験年数」と捉えがちですが、実は少し違います。

「実務経験」とは、経験年数ではなく、『どのポジションで働いた経験があるか』というニュアンスの方が強いです。

例えば、5年間補助として働いていた方よりも、3年間チームリーダーとして測量をしている方の方が市場価値は高くなります。

求人の応募条件に「実務経験がある方」と記載されている場合は、年数よりも上記のような「どういう立場で実務経験を積んできたか」を見られるので、覚えておきましょう。

 

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まとめ

測量士の世界は、実績社会のため実務経験で決まります。

  • 1〜4年:200万~300万円

  • 5
    10年(チームリーダー、主任):500万円
  • 10年以上(かなり上の役職に就く):700万~800万円

「基本給は低く、ボーナスが多い」といった給与の内訳があり、多くの会社がそういった給与形態を取っています。

民間と公共では、給与形態に若干の差があり、以下のようになります。

  • 民間だと基本給が低めで、ボーナスは会社の業績により貰えるときはかなり貰える。
  • 公共は、基本給が民間より貰えるが、ボーナスはそこまで期待できない。

また、測量士・測量士補以外で資格を持つことで、業務の幅が広がり、給料が上がることも。

公共系:地理空間情報専門技術認定・RCCM・補償業務管理士

民間系:土地家屋調査士・行政書士・宅建士

 

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株式会社WILLCO 篠原
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株式会社WILLCO 篠原
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