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弁理士 【弁理士】30代の市場価値や転職に有利な理由・未経験から目指すことは可能か

【弁理士】30代の市場価値や転職に有利な理由・未経験から目指すことは可能か

2020年06月26日

弁理士資格を持つ方は、30代であっても「売り手人材」と見なされます。

一般的に日本の転職市場では「35歳限界説」が存在し、30代にて未経験職種・業界に就職するハードルは高いのが実情です。

ですが、弁理士はそうではありません。

なぜ30代弁理士は、売り手人材と言われるのでしょうか?

今回は、以下の観点から「30代弁理士が売り手人材である理由」について解説します。

  • 30代弁理士の合格者数
  • 年齢別弁理士の登録者数
  • 30代弁理士の市場価値
  • 30代弁理士の平均年収
株式会社WILLCO 森田
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株式会社WILLCO 森田
弁理士や特許技術者・知財部員などの知財職種を専門とした株式会社WILLCOの転職エージェント。多数の紹介実績を持つ。希望に沿った就職・転職先の紹介や、 転職相談会・キャリアカウンセリングを随時開催中。転職のちょっとした疑問や心配ごとでもご相談いただけますので、お気軽にご連絡ください。

30代の弁理士は若手人材

30代の弁理士は若手人材

弁理士合格者の平均年齢は、37.6歳(2018年度)です。

弁護士や医師などの他の難関資格に比べて、そもそもの合格者の平均年齢が高めです。

弁理士合格者のうち、30代が占める割合は49.3%(2019年度)であり、約半数の人が30代後半以降に弁理士としてのキャリアをスタートしています

また全体の弁理士の登録者に占める、30代の割合はわずか13.2%(2020年3月現在)であり、若手人材が枯渇しているのが知財業界の現状です。

出典:日本弁理士会会員の分布状況

 

30代以下の若手弁理士が枯渇している理由

30代以下の若手弁理士が枯渇している理由

現在30代以下の若手弁理士が枯渇している理由は以下の通りです。

 

弁理士試験が難しいから

弁理士資格は合格率7~8%台の難関資格であり、数年かかって合格する方が多いです。

また、9割近くの方は働きながら弁理士を目指しています。

そのため合格するタイミングがどうしても30代以降になりがちなのです。

弁理士資格の難易度や勉強時間・働きながら弁理士を目指せる理由については以下の記事をご覧ください。

弁理士の認知があまり広まっていないから

学生の間で弁理士の存在や魅力について広く知る機会はあまり多くありません。

そのため他資格と比べて、社会人になってから受験勉強を始める方が多いです。

弁理士の魅力については以下の記事をご覧ください。

また弁理士の多くが理系大学院出身であり、大学院終了後に受験勉強を始める方が多いのもあります。

上記の理由から、30代にて弁理士資格を取得することの希少性が生じており、弁理士の場合は30代でも若手人材と見なされるのです。

 

30代弁理士の市場価値は高い

30代弁理士の市場価値は高い

30代弁理士は「売り手人材」と見なされ、就職・転職において有利な立場となっています。

これは、20代に比べて以下の要素を兼ね備えていると見なされることが多いからです。

  • ビジネスコミュニケーションスキル
  • メーカーでの研究・開発経験
  • エンジニアスキル
  • ビジネス英語力
  • 知財業界での実務経験

そのため、知財業界でも早期に活躍が見込める人材と判断されることとなり、結果的に「30代弁理士の市場価値は高い」ということになるのです。

 

30代弁理士の年収は上昇中

30代弁理士の年収は上昇中

30代弁理士は売り手人材のため、年収相場も上昇傾向にあります

特に組織の若返りを図りたい特許事務所や企業知財部では、30代弁理士の年収を高く設定する傾向にあります。

弁理士の平均年収については以下の記事をご覧ください。

実際に30代になって弁理士資格を取得し、一流大学出身の方や大手企業にて研究開発などに従事していた方の場合、

初年度から年収550万円~600万円が支給されるというケースがありました

また実務経験を積んでいくと、30代であっても年収1000万円以上を目指すことも十分可能な業界となっています

 

30代で弁理士を目指すデメリット

30代で弁理士を目指すデメリット

ここまで30代で弁理士になることのメリットを挙げました。

一方で、30代で弁理士を目指すデメリットもあります。

実務経験がない方の場合、30代で弁理士の資格を取得しても転職や年収アップにはそこまで有利に働かないという点です

なぜなら、知財業界では弁理士資格の有無に加えて、実務経験やスキルも重要視されているからです

特に企業知財部においては弁理士資格を取得したとしても、30代で実務経験がない場合の転職は至難の業と言えます。

これは企業知財部がある企業は大企業であることが多く新卒採用が中心であるため、中途採用に求めるハードルが高いからです。

特に30代後半になると実務経験の有無がさらに重要視されます

よって知財業界で長く活躍していきたい方は、20代~30代前半の早い段階で

  • 弁理士資格を取得する
  • 特許技術者として働く

ことを推奨します。

特許技術者とは、弁理士と同じ業務を行う職種であり、資格なしで就職できます。

特許技術者については以下の記事をご覧いただくと理解が深まります。

30代から弁理士を目指すには?

30代から弁理士を目指すには?

ここまで30代弁理士が売り手人材である理由について解説しましたが、30代から弁理士資格を取得するにはどうしたらよいのでしょうか?

30代で弁理士を目指すコツは、短期間で集中して受験勉強に臨むことです。

20代よりも余裕がないことを念頭に置き、できれば2~3回以内で合格するように力を注ぐようにしましょう。

具体的なコツは、以下の通りです。

  • 受験勉強時間の確保(平日は最低5時間、休日は10時間以上確保する。)
  • いつまでに何をすべきかを明確にしてから受験勉強に臨む

※弁理士受験の詳細について知りたい方は弁理士資格の難易度や勉強時間・試験内容について徹底解説

をご覧ください。

 

転職するならエージェントの活用がベスト

今回の記事のまとめは、以下のとおりです。

  • 30代は、弁理士の中では若手人材である
  • 30代弁理士の市場価値は実務経験がある場合に限り高い(特に30代後半になると、実務経験がさらに必要)
  • 30代で弁理士を目指すコツは、時間の確保と合格までの戦略構築

※弊社の知財専門の転職エージェントサービスLEGAL JOB BOARD(リーガルジョブボード)では、30代弁理士の転職事情についてのご相談に応じています。

30代弁理士が応募可能な求人についても紹介できますので、お気軽にご相談ください。

(右下のチャットでもお電話(03-6774-8902)でも構いません。)

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