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特許事務と意匠・商標事務の履歴書と職務経歴書の書き方【プロが解説】

by LEGAL JOB BOARD 白石

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こんにちは。特許事務専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」の白石です。

本記事では、「特許事務や意匠・商標事務の職務経歴書および履歴書の書き方」について解説します。

本命の求人も、書類選考に通らなければ面接を受けることができなくなってしまいます。一つの企業や事務所に応募できるのは原則1回のみなので、本記事を通して入念な書類対策を行いましょう。

志望動機・面接対策について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

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職務経歴書の書き方・例文

特許事務・意匠および商標事務の職務経歴書の書き方についてまとめます

職務経歴書を丁寧に書くことで、書類選考通過の可能性はグッと上がります。

下記のリンクから専用の職務経歴書のフォーマット(例文付き)をダウンロードし、フォーマットを見ながら本記事を読み進めていくとスムーズに作成できます。

>> 特許事務・商標事務の職務経歴書フォーマット・サンプル

例文も書かれているので、参考にしながら作成してみてください。

職務経歴書に書く項目は下記の4点です。

  • 職務要約
  • 職務経歴
  • その他補足事項(持っている資格など)
  • 自己PR

それぞれについて、下記で説明していきます。

①職務要約の書き方

要約は、これまでの経歴を4~5行程度でまとめます。

「卒業後に、どのような企業で働き、どのような業務を従事してきたのか」

このような流れで書くと良いです。

また、マイナスにならない退職理由(結婚出産、介護、配偶者の転勤、経営悪化)はここで軽く記載しておくと、職歴のストーリーが伝わりやすいのでおすすめです。

②職務経歴の書き方

特許事務関連の実務経験のある方は、実務内容を中心に記載しましょう。

具体的かつ詳細に記入すると好印象を与えます。

「特許事務関連の業務を月間で何件程度対応したか」など、数字で表現できるとなお良いです。

特許事務関連が未経験の方は、一般事務や特許関連のお仕事をされていた場合、それらを中心に記載しましょう。

officeを中心としたソフトやシステムを使った経験は強みになります

次点としては、英語を使用した経験も積極的にアピールしていきましょう。

他にも法務・経理等の経験なども場合によってはプラスになります。

経験の有無に関係なく、実務と関連性の薄い職歴(営業やアルバイトなど)は、深く掘り下げる必要はありません。

③その他補足事項の書き方

職務要約や職務経歴の他に、書くと好ましい項目が下記の2点。

  • 取得している資格
  • 英語のスキル

です。

特許や事務に関連する資格や英語に関するスキル(TOEICや英検など)は、もしあれば記載しましょう。

下記の例のように、主に語学関連全般と知財管理検定がメジャーです。

  • TOEIC(700点以上だと歓迎されやすいです)
  • 英検準1級以上
  • TOEFL
  • 知的財産管理技能検定

④自己PR

自己PRは、「採用側がどのような人物を求めているのか」をイメージすると書きやすいです。

特許事務の採用側が欲しい人材は以下のようなものが挙げられます。

  • 即戦力になる(目安として実務経験が計3年以上あり、直近で実務を経験していること)
  • 英語を使った実務経験が豊富、英会話が可能
  • 事務システムやOfficeソフトの実務経験が豊富
  • コミュニケーション能力や機転が利き、効率よく業務出来る

上記を踏まえ、「実務、一般事務、英語に関してどのような経験、業務をしてきたか」「働く中で工夫した点や、評価されてきた点(長所)は何か」を書くと良いでしょう。

「特許事務・商標事務の職務経歴書フォーマット・サンプル」に例文が書かれているので、そちらを参考にしていただければ幸いです。

履歴書の書き方・テンプレート

履歴書は、一般的な職種の履歴書の書き方と同じです。

本人希望欄に関しては、「働き方」「給与」「業務内容」など職場に対して一番求めている事を記載するようにしましょう。

本人希望欄記載例

  • ○時までの時短勤務を希望
  • 在宅勤務を週2~3日希望
  • 年収400万円以上を希望(残業代・諸手当を含む)
  • 国内特許事務業務または外内特許事務行を希望

履歴書のテンプレートがない方は、以下のリンクからダウンロードしてください。

特許事務の志望動機や面接対策

書類対策を行ったら、志望動機や面接対策も行いましょう。

万全・盤石な対策を取ることで、心に余裕が生まれ本番でもリラックスして話せるようになります。

以下の記事で詳細に解説しています。

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応募書類を完璧に仕上げたい方へ

応募書類を完璧に作り込むことは、一人ではなかなか難しいのが正直なところです。

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