弁護士
弁護士を辞めたいと感じる主な理由やつらいときの解決方法を解説

弁護士が仕事を辞めたい・つらいと感じる理由|状況を改善する方法は?

by LEGAL JOB BOARD 増田

転職エージェント

担当職種:
  • 弁護士
  • 司法修習生
弁護士を辞めたいと感じる主な理由やつらいときの解決方法を解説

こんにちは。弁護士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の増田です。

本記事では、「弁護士がつらいと言われる理由とその対処法」について解説します。

「弁護士として働いているが、仕事がつらくて辞めたい」と感じる方や、「弁護士を目指しているが、働き方のイメージがつかなくて不安」といった方はぜひご覧ください。

弁護士を辞めたい・つらいと感じる理由は?

弁護士は難関資格であり、多くの方が憧れる職業ですが、離職される方が多い仕事でもあります。弁護士の仕事がハードに感じられる理由として、下記の4つが挙げられます。

職場環境が合わない

事務所によっては「残業が多い」「人間関係が難しい」などの理由で、「つらい・辞めたい」と感じる方が多いです。

また、「面接で聞いていた話と違う」「一人ではこなせない量の仕事を振られる」「先輩とウマが合わない」といった悩みを抱える方もいます。

職場環境は自身の努力のみでは変えられないケースも多く、環境の不一致を理由に辞めたいと感じる方がいらっしゃいます。

給与が割に合わない

日本弁護士連合会が発表した『弁護士白書 2023年版』によると、弁護士の平均年収(所得)は1,022.3万円。国税庁が発表した2023年度の『民間給与実態統計調査』では平均年収(所得)は458万円であり、一般的な平均年収の2倍以上であることが分かります。

しかし、弁護士は業務委託契約である場合が多く、定時や残業の概念がほとんどありません。弁護士業界に特定の繁忙期はありませんが、急ぎの依頼があれば文書の起案や証拠収集のため、終電過ぎまで働くこともあります。

また、弁護士数の増加に伴い平均年収が低下傾向にあることも、「給与がわりに合わない」と感じる要因に繋がっている可能性があります。

弁護士平均年収の推移(万円)

出典:日本弁護士連合会「弁護士実勢調査に基づく近年の弁護士の実情」

合わせて読みたい記事はこちら

精神的負担が大きい

弁護士の仕事がつらいと言われる要因の1つには精神的負担が大きいことも挙げられます。

仕事柄さまざまな事件を請け負い、裁判の結果によっては一人の人生が大きく左右されることもあり、その責任は非常に重大です。

また、依頼者もトラブルに悩んで相談に来ているので、不安や怒りで理不尽なクレームや言いがかりをつけられる可能性もあります。

今の状況を改善するには?

弁護士の仕事に対する悩み別に、改善策をご紹介します。

労働時間を減らしたい場合

労働時間を減らしたい方は、企業内弁護士(インハウスローヤー)への転職がおすすめです。

インハウスローヤーは労働時間が法律事務所よりも短い傾向にあり、ワークライフバランスが実現しやすいです。また、転職先企業の社員として有給休暇や退職金制度など、福利厚生の恩恵も受けることができます。

インハウスローヤーは企業の一員としてビジネスに関わるため、ビジネススキルや経営的視点を養う機会も獲得することができます。

合わせて読みたい記事はこちら

給与を上げたい場合

給与を上げたいという方にはほかの法律事務所への転職がおすすめです。他の事務所へ転職することで自分の希望する分野・規模の案件を担当する機会を得たり、より良い給料や条件を狙える可能性があります。

合わせて読みたい記事はこちら

携わる業務を変えたい場合

携わる業務を変えたいときは弁護士以外の職種への転職がおすすめです。

弁護士の経験が活かせる職種や職業としてコンサルタントや事業家、不動産業が挙げられます。

また、事例は多くありませんが、弁理士や税理士など資格を活かして他の士業へ転向するといった選択肢もあります。

弁護士以外の職種へ転職することで、幅広い業務に携わることができたり、ワークライフバランスを実現させることができます。

「自分に合った転職先が分からない」「職場選びで失敗したくない」といった方は弁護士専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」にご相談ください。

弁護士の転職におすすめの方法

弁護士の転職におすすめな方法を3つご紹介します。

弁護士会サイトの活用

1つ目は、弁護士会のサイトで求人を探す方法です。

働きたい地域が決まっていれば、その地域の弁護士求人をさっと確認でき、探しやすいサイトです。

しかし、弁護士会のサイトに求人を出していない事務所も存在しますので、自身の希望に合った求人が見つからない可能性もあります。

友人や知り合いからの紹介

2つ目は、友人や知り合いの弁護士が勤務する事務所に紹介で入職する方法です。

弁護士は横の繋がりが強い職種ですから、紹介経由で転職するケースも珍しくありません。

職場の雰囲気や業務内容、人間関係などの詳細情報をあらかじめ確認できるので、ミスマッチも少ないでしょう。

転職サイト・転職エージェントへの登録

3つ目は、転職サイトに登録する方法です。転職エージェントサービスにも並行して登録すると、転職活動をよりスムーズに進められます。

リーガルジョブボードでは、

  • 書類選考や面接選考の対策
  • ご希望に合った求人のご紹介
  • 面接日程の調整

のように、あなたの転職活動を全面的に無料でサポートするサービスを行っています。

少しでも興味をお持ちの方は、弁護士専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」にぜひお気軽にご相談ください。

参考文献

この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 増田

転職エージェント

担当職種:
  • 弁護士
  • 司法修習生

リーガルジョブボードの弁護士・司法修習生・法務部員専門の転職エージェント。弁護士業界は転職やキャリアにおける情報量が乏しく、「実際に入所してみないと実態が分からない」ケースが多いです。そんな情報の非対称性を解消するため、「弊社の情報量」を駆使し、求人票には現れない「価値ある情報」を提供します。大きな決断をされた皆様が数年後、数十年後も「この選択をしてよかった」と思えるよう最後までサポートをさせていただきます!

この記事をシェアする

関連する記事

このサイトの監修者・著者