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ブラックな法律事務所の特徴と事前に回避する方法5選|ホワイトな事務所に入職する方法も解説

ブラック法律事務所の特徴と事前に回避する方法5選|ホワイトな事務所に入職する方法も解説

by LEGAL JOB BOARD 増田

転職エージェント

担当職種:
  • 弁護士
  • 司法修習生
ブラックな法律事務所の特徴と事前に回避する方法5選|ホワイトな事務所に入職する方法も解説

こんにちは。弁護士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の増田です。

本記事では、「ブラック法律事務所の特徴や回避方法」について解説します。

「やっとの思いで就職したにもかかわらず、実はブラックな職場だった」というケースは避けたいところ。そのためには、就職・転職活動中に、気になる求人がブラックな職場でないか見極める必要があります。

その見極め方やブラックな事務所の特徴などを本記事で紹介しますので、弁護士や司法修習生の方はぜひご覧ください。

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ブラックな法律事務所 4つの特徴

まず、ブラックな法律事務所の特徴を解説します。

以下のようなケースは絶対に避けなければなりません。

業務内容が事前の説明と違う

「入職前に聞かされていた業務内容と違った」というケースが稀にあります。

新人弁護士や司法修習生は、事務所に入る際、面接や面談でどのような業務を行うことになるのか聞くことになります。

しかし入職してみると、そこで聞いた内容とは違うというようなケースがあるのです。

また、違う内容の業務だったというだけで済めば良いですが、なかには「詐欺グループに加担する業務をやらされた」「反社会勢力の民事事件の代理人をやることになってしまった」などの悪質なケースもあります。

そういった業務を行っている事務所は「報酬のためなら違法なことに加担してもよい」と考えているわけですから、明らかにブラックと言えるでしょう。

給与・条件面が悪すぎる

年収が弁護士の平均から大きく下回る場合、ブラックな職場の可能性が高いので注意しましょう。

実務経験のない新任弁護士や司法修習生の場合、初年度年収の目安は500万円~です。もし、年収500万円を大きく下回る年収をされた場合は、他の法律事務所をおすすめします。

給与が悪すぎる事務所は「辞めたらまた採用すれば良い」という、使い捨てのスタンスである恐れがあります。面接やホームページの印象がどんなに良くても、違う求人もチェックするのがおすすめです。

セクハラ・パワハラが横行している

セクハラやパワハラが横行している事務所は依然として存在しています。

特に中小規模の事務所では、「トップであるボス弁が他の弁護士に指示を出して仕事を回す」という構造上、パワハラが起こりやすい問題があります。

法律を取り扱う弁護士の職場でこのような問題が存在するのは驚きですが、現実問題、セクハラやパワハラが横行している法律事務所はあります。こういった実態は入職前に把握し、避けなければなりません。

「こればかりは実際に入職してみないと分からない」と思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、「転職エージェント」を活用すれば、そういった職場を避けることも可能です。

業務量が多すぎる

弁護士業界はそもそも、労働時間が長い傾向にあります。

なかには、案件を過剰に引き受けている事務所もあります。「弁護士は業務量が多すぎるのが普通だ」と思わされ、重労働を課されている可能性もあります。そのような事務所からは即刻離れましょう。

弁護士の残業時間について、以下の記事で詳しく解説しています。この平均残業時間を大きく上回る場合はブラックだと言えるでしょう。

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ブラックな法律事務所の見極め・回避方法

ここからは、ブラックな法律事務所を事前に回避する方法を、おすすめ順に紹介します。

就職・転職活動でブラック事務所を避けたい弁護士や司法修習生の方は、ぜひチェックしてみてください。

【おすすめ】転職エージェントを利用する

転職エージェントを活用すると、ブラック法律事務所を避けることができます。さらに、ホワイトな職場への就職・転職が実現しやすくなります。

転職エージェントとは、就職・転職活動を全面的に・網羅的にサポートしてくれるサービスです。具体的には「書類や面接などの選考対策」や「あなたに合った求人紹介」、「年収の代理交渉」、そして「ブラック職場の情報・口コミ共有」です

弊社リーガルジョブボードは、弁護士専門の転職エージェントサービスを提供しています。全ての求人において、直接もしくは電話で求人先へのヒアリングを行っており、職場の環境や雰囲気も把握しています。また、それらの情報を会員様に共有しています。

そのため、ブラックな職場の情報共有だけでなく、職場環境や人間関係が良好ないわゆる「ホワイトな職場」も紹介してもらえます。事務所選びに失敗したくない方は、弁護士専門の転職エージェントの活用を強くおすすめします。

ちなみに、転職エージェントを活用すると内定の可能性がグッと上がることをご存知ですか?理由は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

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職場口コミサイトを見る

該当の職場で働いていた弁護士の口コミをサイトで確認するのもおすすめです。

口コミや噂は100%信じられるとは言い切れませんが、少なくとも大事な情報源となります。気になる事務所があれば、「●●法律事務所 口コミ」などで検索し、悪評や口コミがないかをチェックすると良いでしょう。

今はネット上での情報収集がしやすくなっていますので、気になる事務所については徹底的にリサーチするのが良いでしょう。

弁護士の勤務年数を調べる

所属弁護士の平均勤務年数を調べるのも、ブラックな法律事務所を見極める手段の一つです。

勤務年数は、事務所サイトや採用サイトで確認できる場合があります。所属弁護士の名前の近くに「弁護士●年目」などと書かれていれば、その年数を追い、勤務年数が極端に短くないかチェックしましょう。

平均勤務年数が小さい場合、長続きしない職場である可能性が高く、ブラックな環境の恐れがあります。人間関係が悪い、新人弁護士の教育体制が整っていない、などの可能性があるので注意しましょう。

先輩・同期弁護士からの口コミ

信頼できる先輩・同期の弁護士から情報を集めるのもよいです。

「知り合いが働いていた事務所は驚くほど残業が多い」「以前パワハラがあった」など有力な情報を得られる可能性があります。弁護士業界は横のつながりが多いので、何かあればブラックな事務所の噂が広がるのは早いです。

前述した方法とあわせて、周囲の口コミも活用しましょう。

雇用条件が明記された書類を受け取る

業務内容や雇用条件が明示された書類を受け取れない場合、ブラックな職場である可能性が高いです。

雇用側の過失によるトラブルが起きた場合、うやむやにするために雇用条件を明記しない職場が存在するからです。また、面接の際、口頭で提示してくれた条件を変えられるよう、雇用条件を明記した書類を作成しない職場もあります。

雇用条件が明記された書類は必ず受け取るようにしましょう。もし受け取れない場合、かなり怪しいので注意してください。

弁護士は転職エージェントを活用すると内定が出やすい理由

内定の可能性をグッと上げたい場合は、転職エージェントの活用がおすすめです。

弁護士業界に詳しい転職エージェントが、あなたのスキルや資質を見極め、活躍できる・ミスマッチのない職場の求人を紹介してくれます。また、以下のサポートも無料で行ってくれます。

  • 選考突破のための書類・面接対策の徹底
  • 今のあなたが転職で実現できうる推定年収の算出
  • キャリアパスの策定やご相談
  • 求人の職場口コミやブラック度の情報提供

他にも、転職エージェントを活用することで得られるメリットはかなり多くあります。気になる方は以下の記事もあわせてご覧ください。

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弁護士専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」では、法律事務所・インハウスなどの求人を多数取り扱っております。ご登録いただくと、ウェブサイトには掲載されていない、会員限定の「非公開求人」のご紹介も可能です。

転職活動中の方、転職をうっすらと考えている方、どんなご相談もお受けいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 増田

転職エージェント

担当職種:
  • 弁護士
  • 司法修習生

リーガルジョブボードの弁護士・司法修習生・法務部員専門の転職エージェント。弁護士業界は転職やキャリアにおける情報量が乏しく、「実際に入所してみないと実態が分からない」ケースが多いです。そんな情報の非対称性を解消するため、「弊社の情報量」を駆使し、求人票には現れない「価値ある情報」を提供します。大きな決断をされた皆様が数年後、数十年後も「この選択をしてよかった」と思えるよう最後までサポートをさせていただきます!

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