土地家屋調査士

【土地家屋調査士】ブラック事務所の見極め方やホワイトな職場への転職方法

by LEGAL JOB BOARD 篠原

転職エージェント

担当職種:
  • 土地家屋調査士
  • 測量士

こんにちは。 土地家屋調査士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の堀内です。

今回は、「ブラック職場を事前に見極める方法やホワイトな職場への転職方法」について解説します。

土地家屋調査士の業界では、ブラックな事務所や職場が存在します。

「ブラック」とは、劣悪な職場環境による「人材の使い捨て」が疑われるような状態を指します。

ブラックな職場は避けなければなりませんが、そもそもとして、事前にブラックかどうかを見極めること自体難しいですよね。

「転職を考えているけど、ブラック事務所は避けたい」

と悩んでいる方は、本記事を読むことで解決するはずです。

調査士業界のブラック事務所の特徴

「ブラック」の定義は人によってさまざまですが、基本的には以下のような点が当てはまります。

  • 人手不足で残業が非常に多い(一人あたりの業務量が多い)
  • 休日が少ない
  • 給料が低い
  • 人間関係が好ましくない・社内でパワハラがある
  • 資格者でなければ行えない業務を補助者がしているなど、違法行為が起きている

あなたが現在勤めている職場は、上記のうち何点該当しているでしょうか。

もし複数当てはまる場合は、ブラック職場である可能性が高いです。

その場合は転職を推奨します。

ただし頑張って転職に成功しても、次の職場もブラックだったというオチは絶対に避けなければなりません。

本記事を読み進め、ブラック事務所を避ける手段や方法を把握しておきましょう。

比較的ブラックな職場が多い業界

調査士の業界では、残業代が支払われない事務所や勤怠管理がきちんと行われていない職場が、一般の会社に比べかなり多いのです。

実際に求職者様からよく聞くお話を例に挙げると、

『面接では「残業代はしっかり出します」と口頭で言われたものの、実際には見込み残業になっていたパターン』など。

働く前に聞いたお話と、働いてからの対応があまりにも異なっていて、転職を決心される方が多くいらっしゃいます。

「ブラックで当たり前」と思わないでください

大事なのはここからです。

土地家屋調査士の求職者様とお話させていただくと、多くの方が、調査士の職場環境はブラックが普通なのだと口にされます。

しかし決して、「調査士業界はきっと、ブラックが当たり前なんだ」と思わないでください。

例えば残業は適切に対応されるべきですし、両者の同意があってこそ成り立つ契約です。

そこに嘘や誤魔化しがある場合は良い事務所ではありません。

職場環境や労働時間などでお悩みの方・転職を検討中の方は、リーガルジョブボードに一度ご相談ください。土地家屋調査士の専任エージェントが、希望に沿った求人をご紹介や書類添削・面接対策、休日・給与交渉など、手厚くサポートいたします。

そこでここからは、なるべくホワイトな会社を見極めるコツについて詳しく解説していきます。

ホワイトな事務所を見極める方法やコツ

正直な話、ホワイトな事務所を見極めることは非常に難しいです。

しかし、ブラックな事務所に入ってしまう「リスク」自体は減らすことができます。

その方法は、「面接で質問する」ことです。

質問を通して、選考先(事務所)に対する情報をどれだけ集められるかが鍵を握っています。

では具体的に、どのような内容を質問すれば良いのでしょうか。

以下の項目を把握しておくと、事務所に入った後のリアリティーショックを減らすことができるでしょう。

休暇について聞く

  • 土日出勤は代休になるのか、それとも給与として還元されるのか
  • 育児休暇は取ることができるのか

以上を面接やお電話で採用担当者に質問しましょう。

調査士の場合、エンドユーザーの都合にあった立ち合いを行わないといけないので、土日出勤は避けては通れない道です。

それは仕方ないとして、その後に代休をもらえるのか、ボーナスや給与に反映されるのかを知っておくと、働く想像がつきやすいでしょう。

また、育児休暇を整えている事務所は人的資源に余裕がある場合が多いです。

そのため育児休暇がある職場は休みが取りやすかったり、残業が一定の人に偏ったりしないでしょう。

安定した休みが欲しい方は、休暇の体制を聞くことが重要です。

誰の名前で登記申請しているかを確認する

選考先の事務所が、誰の名前で登記申請を行っているのか質問をしましょう。

この質問の目的は、事務所が違法登記をしているか否か確認することです。

実際にこの質問のおかげで、選考先の事務所が違法登記をしていたことが発覚したというエピソードがあります。

なぜ違法登記をしない事務所の方が好ましいかと言いますと、違法行為が見つかると懲戒を受け、営業停止になる可能性があるからです。

そうなると売り上げが出ず、給与が出ないことも。

弊社としては、そういった行為をしていない職場をおすすめします。

残業について聞く

  • 残業はどのくらいか
  • 残業にはどうやって対応してくれるか

以上を確認しましょう。

残業の目安は月に30〜40時間が平均で、70〜80時間になるとかなり忙しい事務所です。

いろんなことを幅広く学びたい、忙しい中でスキルアップを望みたい方や定時で帰りたい方、自分の理想によって選択が変わるでしょう。

しかし、ここで大事なのは「残業が多い=ブラック」ではないということです。

大切なのは残業に適切な対応をしてくれるかです。

実際、残業が多くても「残業代は全額支給」「休日出勤手当て」など、適宜対応されている法人様はいらっしゃいます。

「残業が多いのにもかかわらず、正当な手当てが与えられない」というのがブラックなのです。

どんなに忙しい事務所でもそれが給与や休暇、何らかの形で社員に還元してくれるところを探しましょう。

案件数はどのくらいあるのかを聞く

案件数と残業時間は比例の関係になることが多いです。

そのため、案件数が多いと必然的に残業が多くなることがほとんどです。

『案件数がとても多いのに残業時間が異常に少ない』

『案件数が少ないのに残業時間が多い』

など違和感を感じた場合は、評判をネットで検索したり、知人から情報収集したりすることをおすすめします。

効率化を図った特別な対策を取っていない限り、少ない時間で多くの案件を受け持つことは難しいです。

雇用契約書を受け取れるか聞く

実は、多くの求職者の方が、「面接中に言われた内容と実際に働く際の契約内容が違う」ということを理由に転職を考えています。

事務所の中には、面接の時だけ都合の良い内容を提示するケースがあるからです。

そのため、必ず書類での雇用契約を貰うようにしてください。

契約書で書いてある内容が面接時に言っていたことと対応しているかなど、確認した上で契約をしましょう。

職場環境や労働時間などでお悩みの方・転職を検討中の方は、リーガルジョブボードに一度ご相談ください。土地家屋調査士の専任エージェントが、希望に沿った求人をご紹介や書類添削・面接対策、休日・給与交渉など、手厚くサポートいたします。

「こんなに質問できる自信がない」と感じた場合

実際、上記の内容を採用担当者に質問するのは非常に難しいです。

相当、勇気がいることです。

例えば残業について採用担当者に直接聞くのは、あまり前向きになれません。

「労働環境ばかり気にしている人、というふうに見られたくない..」

と思ってしまうものだからです。

もし上記を、採用担当者に直接質問することなく知りたい場合は、ぜひ転職エージェントをご活用ください。転職エージェントに気になる事項を質問することで、求職者様の代わりに、求人先の労働環境をチェックしてもらえます。

弊社リーガルジョブボードは、土地家屋調査士の専任エージェントが在籍しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!

より良い環境で働くために

現在、社会的な流れで「ワークライフバランス』を意識した革新的な事務所が増えてきています。

実践的に取り組んでいる会社もあれば、それを目標に試行錯誤している会社もあります。

ただ少し怖いのは、それを利用して魅力的な求人を作成しているブラック法人・事務所が存在することです。

『育児休暇の取得実績あり』とあっても、過去10年間で1人かもしれないですし、1週間だけかもしれません。

調査士業界は、不透明な要素が多い業界でもあります。

とはいえ求人や面接だけでは、事務所がブラックかホワイトか見極めることは難しく、自力で探すネットの情報にも限界があります。

私たちのような調査士に特化した転職エージェントにご相談いただけると、あなたの知りたい情報を転職エージェントが直接事務所に問い合わせ、情報を集めることができます。

ご登録していただけたら、働きやすい職場の求人が出た際にお声かけすることもできるため、今すぐではなく遠い将来で転職を考えている方にもぜひご活用いただきたく思います。

現状に耐えて、それが成長に繋がる場合ももちろんあるでしょう。耐える努力も成長には必要ですが、無理な頑張りをするようであれば、より良い環境でスキルアップや環境面の改善をすることも大切です。今の環境よりもより良い職場環境はきっと存在するはずです。

キャリアアップやキャリア相談のご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 篠原

転職エージェント

担当職種:
  • 土地家屋調査士
  • 測量士

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