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司法書士 司法書士試験の難易度や合格率・受験資格や必要な勉強時間

司法書士試験の合格率は約3%?行政書士や税理士と比較した難易度・合格後の年収を徹底比較

2021年01月11日

こんにちは。 司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の稲田です。

今回は、「司法書士試験の難易度や合格率、勉強時間」について解説します。

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株式会社WILLCO 稲田
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株式会社WILLCO 稲田
司法書士を専門としたリーガルジョブボード(株式会社WILLCO)の転職エージェント。転職実績は業界最大級。求人票には載っていない事務所の評判や口コミのお伝え、選考対策やキャリアステップのご相談など多岐に渡り転職支援をさせていただいています。お気軽にご連絡ください。求職者様・事務所様の双方にとってベストな転職を実現します。

司法書士試験の受験資格や制限について

司法書士試験について

司法書士試験は、受験資格は特に必要ありません。

年齢・学歴・性別など条件はなく、受験回数も制限がなく何度でも受けることができます。

その為、平成31年度の司法書士試験の合格者は最年少20歳、最年長72歳と幅広い年齢層が受けています。

合格者の年代としては30代・40代が多く、全体で4分の3近くを占めています。

平成31年度の合格者は、平均年齢:40.08歳でした。

司法書士は働きながらでも目指せる資格ですし、年齢を重ねても活躍できる魅力的な資格です。

司法書士試験の合格者数と合格率から見る難易度

司法書士試験の合格者数と合格率から見る難易度

司法書士試験の合格率は例年、3%から4%程度で推移しております。

平成31年度の受験者数は13,683人で、合格者数は601人。

この合格率から司法書士は難関資格と言われているのが分かります。

しかし、上記でお話したように合格者は30代や40代が多く働き盛りの世代がほとんどです。

仕事をしながら司法書士試験に挑む方がいるのも事実。

年齢制限がないので、何年かかけてゆっくり学習出来るので、取得が不可能な資格ではありません。

行政書士との合格率の比較

司法書士とよく比較される資格に行政書士があります。行政書士と司法書士の扱う業務は類似している点が多く、勉強をする上でも共通している部分があります。

行政書士の合格率は近年では平均12-13%程度となっており、司法書士よりも合格率は高い状況です。

そのため、法律の資格を取りたい場合は、まず行政書士の資格を取ってから司法書士試験に臨む方も多くなっています。

司法書士事務所によっては行政書士業務を扱っているところも多いので、選考の際は行政書士の資格を持っていることで有利に働く場合もあります。

土地家屋調査士・宅建士・税理士との合格率の比較

司法書士と比較される資格として行政書士の他にも、土地家屋調査士や宅建士といった不動産関連の資格を合わせて取得されている方もいます。

土地家屋調査士の合格率は平均10%未満、宅建士の合格率は平均15%程度、税理士の合格率は平均15-18%程度です。どれも難易度の高い資格ですが、司法書士試験に比べると比較的取得しやすい資格であるといえます。

特に不動産関連を扱う方であれば、土地家屋調査士と宅建士の2つの資格と合わせて司法書士試験に合格することで仕事の幅が広がります。不動産登記の業務では司法書士の業務が必須になってくるので、キャリアアップのために取得するという方も多くなっています。

司法書士試験の流れ

司法書士試験の流れ

司法書士試験は筆記試験、口述試験があります。

まずは筆記試験で、合格しなければ口述試験に進むことは出来ません。

 

筆記試験

筆記試験は、午前の部・午後の部に分かれています。

内容は下記にまとめています。

形式 科目 配点
午前の部 択一式

 

憲法 3問

民法 20問

刑法 3問

商法 9問

計35問 

105点
午後の部 択一式

 

不動産登記法 16問

商業登記法 8問

民事訴訟法 5問

民事執行法 1問

民事保全法 1問

供託法 3問

司法書士法 1問

合計 35問 

105点
記述式

 

不動産登記法 1問

商業登記法 1問

合計 2問 

70点

 

口述試験

口述試験は、筆記試験の科目内容と同じです。

しかし、不動産登記法・商業登記法・司法書士法から出題されることがほとんど。

また、例年筆記試験合格者は口述試験に合格しています。

 

司法書士試験合格までにかかる時間と勉強方法

司法書士試験合格までにかかる時間と期間

難易度の高い司法書士試験ですが、実際に合格するには1日どのくらいの時間、そしてどのくらいの期間を目安として勉強しなければいけないのでしょうか。

どのくらいの勉強時間を確保していたか

司法書士試験に合格するためには、3,000時間程度が必要と言われています。

多くの方は予備校に通い講座を受けて、合格される方が多いです。3,000時間をクリアして1年で合格を目指そうとすると、1日8時間以上を勉強に費やす必要があります。

中でも、法学部や司法試験を目指していた方は、法律の基礎知識を持っているので短期間で合格しやすい傾向にはあります。

しかし、違う業種の仕事をしながら並行して勉強している方は1日8時間の勉強時間を捻出するのは厳しいのが現実。

1日3時間、土日などの休みに10時間以上勉強すれば、2年ほどで3,000時間をクリア出来ますが、ほとんどの方が3年以上かかっている状況です。

以上を目安として考えた時に、合格までどれくらいかかるのか概算するのも良いでしょう。

どのようなスケジュール(目標)で勉強していたか

司法書士試験に合格するためにはスケジュールや目標を立てることが大事です。

予備校に通わず、「独学でなんとなく始める人」というのは時間が掛かる傾向にあります。

まずはいつまでに合格するといった強い意志を持って取り組むことがとても大切です。

上記の勉強時間3000時間の中で、いつまでにどの科目を完了させて、模擬試験を受けて苦手科目を洗い出し、いつまでに合格ラインに達するようにしておく、といったようにう具体的にスケジュールを立てるようにしましょう。

また合格ライン手前で落ちてしまう方の特徴としては、試験まで司法書士事務所で実務経験を積みながら勉強をしたいという方も多いのですが、勤めてみたら仕事が忙しくて勉強ができなくなり、試験に受からない人も多々いるので、事務所へ勤める際は、残業の有無や、勉強時間をどのように確保するかを意識する必要があります。

司法書士資格取得後について

司法書士資格取得後の将来性

年収や待遇について

司法書士の年収につきましては、補助者としての経験の有無や、業務内容、地域などによっても年収の変動はありますが、基本的には月給25万円前後が相場のようです。年収でいうと300万円程度、ということになります。ただ事務所に勤めるということは条件にもよりますが雇用されているので安定して好きな仕事に取り組めるといったメリットもあります。

尚、不動産の決済事務所や債務整理などをメインに扱っている事務所に関しては高給になる傾向がありますので、初年度から350~400万円ほどになる事務所もあります。

待遇面の違いについては、司法書士登録費の負担、社会保険、退職金の有無などがあります。

司法書士の将来性

司法書士業界は、人口の減少やAIの進出の影響で打撃を受けるのでは?と言われていますが、実際は今後も需要があり必要とされます。

成年後見制度の導入で代理業務が増加傾向にあり、将来性がある職種です。

詳しくは下記の記事にまとめてありますので、ぜひお読みください。

まとめ

司法書士は、専門的な法律知識が必要で、不動産・商業・法人の登記業務や成年後見制度業務など、生活に密着しています。

難関資格と言われていますが、コツコツと勉強をすれば合格も十分可能です。

年齢関係なく受験でき、将来性もある為、司法書士を目指そうか迷っている方はぜひ挑戦してみてください。

株式会社WILLCO 稲田
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