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司法書士 司法書士事務所(補助者含む)の志望動機や面接対策【プロが解説】

司法書士事務所(補助者含む)の志望動機や面接対策【プロが解説】

2020年06月26日

司法書士や司法書士補助者の方に向けて、司法書士事務所の志望動機や面接対策を本記事でまとめました。

司法書士事務所を受けるにあたって、必ず聞かれるのが「志望動機」です。

司法書士事務所は比較的少人数で運営されている事務所が多く、相性を重要視する傾向にあります。

その「相性」を探る上で聞かれるのが、「志望動機」となります。

また志望動機と一緒に、事務所の経営方針や社風とあなたがマッチするかどうかを判断される場が、面接です。

そこで今回は司法書士や司法書士補助者の志望動機の書き方・伝え方や面接対策について紹介します。

株式会社WILLCO 北澤
この記事を書いた人
株式会社WILLCO 北澤
司法書士・法務を専門としたリーガルジョブボード(株式会社WILLCO)の転職エージェント。転職実績は業界最大級。求人票には載っていない事務所の評判や口コミのお伝え、選考対策やキャリアステップのご相談など多岐に渡り転職支援をさせていただいています。お気軽にご連絡ください。求職者様・事務所様の双方にとってベストな転職を実現します。

志望動機を考える前にやるべきこと

Happy young man entrepreneur working on computer sitting on a floor in his office successful in increasing internet website traffic. Promotion, company growth concept. Isolated on gray wall background

志望動機を明確にするために、事前に整理しておくべきことがあります。

それは「転職軸(転職であなたが実現したいこと・転職の理由)を明確にすること」です。

そうすると志望動機を

  • 分かりやすく伝えられるようになる
  • あまり悩まずに作れるようになる

ので押さえておきましょう。

特に1点目が大切です。

分かりやすく伝えられないと「結局、この人は何が言いたいのか分からない」と判断されてしまうからです。

転職軸の作り方や考え方については、詳しくは下記を参考にしてください。

注意点

転職軸が「福利厚生の充実」「給与アップ」「残業時間の縮小化」といった「条件面」だけで占められるのは避けましょう。

「条件ばかり重要視する環境依存型タイプ」と見なされる恐れがあるからです。

伝え方で迷うことがある場合は、第三者から見て条件ばかり重視する人物に映っていないかを確認してもらいましょう。

もちろん弊社エージェントにご相談いただいても構いません。

 

司法書士(補助者含む)の志望動機の書き方や伝え方・例文

Closeup of form being filled

では、司法書士の志望動機の書き方や伝え方についてお伝えします。

経験レベルによって伝えるべきポイントが変わるので、「未経験者の場合」「経験者の場合」それぞれについて解説しています。

 

未経験者の場合

司法書士としての業務が未経験の場合は、以下のような流れで志望動機を伝えましょう。

[ 未経験者の志望動機 ] 

  1. 〇〇を理由に司法書士になろうと思った(原点)
  2. 今後(将来)は□□のような司法書士になりたい(今後のありたい姿)
  3. 貴所は将来的に考え、××という観点で、□□のような司法書士になるための△△のスキルや経験を積む環境が揃っていると思い応募させていただきました (動機)

[ 例文 ]

高校生の頃に父の遺産相続のトラブルに巻き込まれた際に、母の知り合いの司法書士の方にご相談する機会があり、司法書士は裁判に至る前の段階で、当事者の利害を調整する公益性のある職業であると感じたため、司法書士になろうと思いました。

 今後は超高齢化社会に向けて、お客様が健康であるうちに、死後に起きうるリスクの未然防止をできるような司法書士になりたいと思っています。

 貴所は将来的に考え、相続業務や成年後見業務にて業界をリードしている観点で、高齢化社会に貢献できる司法書士になるための、相談対応スキルや経験を積む環境が揃っていると思い、応募させていただきました。

このような流れが好ましいです。

ただし未経験者の場合は実務経験がないため、2点目の「今後のありたい姿」をイメージするのは難しく、なかなか思いつかないのも事実です。

その場合は、

私は〇〇のような司法書士として活躍していきたく、まずは幅広く業務経験を積みたいと思っています。貴所では××という観点で、集中して幅広い業務経験を積める環境がそろっているため、志望しました。

例えばこのように伝えるとスムーズです。

 

経験者の場合

司法書士としての経験がある場合は、以下のような流れで志望動機を伝えると良いでしょう。

[ 経験者の志望動機 ] 

  1. 今後〇〇のような司法書士として活躍していきたいと思っている(今後のありたい姿)
  2. そのために、現在△△というスキルや経験が不足している(現状の課題)
  3. 前職では□□という点で、△△のスキルや経験を積むのに限界があった
  4. 貴所は××という観点で、△△のスキルや経験を積む環境が揃っていると思い応募させていただきました (動機)

[ 例文 ]

 今後、来る超高齢化社会に向けて、お客様が健康であるうちに、死後に起きうるリスクの未然防止をできるような司法書士になりたいと思っています。

 そのために、現在相続業務や成年後見業務の経験が不足しており、前職では不動産登記業務が中心という点で、新しい分野のスキルや経験を積むのに限界がありました。

 貴所は将来的に考え、相続業務や成年後見業務にて業界をリードしている観点で、高齢化社会に貢献できる司法書士になるための、相談対応スキルや経験を積む環境が揃っていると思い、応募させていただきました。

経験者の場合、「前事務所ではあなたのやりたかったことや、ありたい姿は実現はできなかったのか?」が必ず問われます

そのため、3点目の「前職では画策したけれど限界があったこと」を付け加えるようにしましょう。

 

司法書士の面接対策

Manager interviewing a male applicant in her office

ここからは面接対策について紹介します。

 

面接でよく聞かれることや回答例

まずはよく聞かれる質問項目が存在するので、ありがちな質問項目を紹介します。

 

自己紹介

多くの事務所が面接の冒頭で、「今までの経歴を説明してください。」と自己紹介を求めます。

よって、長くても1分間で自己紹介ができるようにしましょう。

以下は自己紹介で盛り込むべき内容です。

  • 名前
  • 年齢
  • 司法書士を目指した理由
  • これまでの職歴
  • (司法書士の実務経験がある人は)経験業務
  • 自己PR

例文を以下に記載します。

[ 自己紹介の伝え方例 ]

この度はご面接の機会を頂戴いたしまして、ありがとうございます。

〇〇〇〇(名前)と申しまして、年齢は〇歳です。

司法書士を目指したきっかけは、私が高校生の時に祖父が亡くなった際に、親族同士が相続問題で揉めることがあり、その際に知り合いの司法書士の方が間に入って、問題を整理し、解決してくれたことがあり、それから司法書士を目指すようになりました。

これまでは大学を卒業後、〇〇司法書士事務所にて、主に大手ディベロッパーを担当し、新築マンションの不動産登記業務を担当いたしました。

この業界はミスや確認不足が命取りになる業界なので、電話や書面だけのやり取りに終始せず、対面での面談を行ってきたため、顧客との折衝力や幅広い提案力に自信があります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

退職理由

特に経験者の場合は、前事務所を退職した理由を必ず聞かれます。

ここでのポイントは、「退職理由」と「志望理由」がリンクしたものになっていることです。

 

例えば、退職理由が「不動産売買の決済業務ばかりでスキルアップに限界があったから」とします。

しかしながら、志望動機が「福利厚生がしっかりしている事務所で、安心して長く働ける環境だから」とします。

 

この場合、志望動機が前事務所の退職理由を払拭できておらず、「うちの事務所に勤めたとしても、スキルアップに限界を感じたら、すぐに辞めてしまうのではないか?」という懸念を採用担当者や面接官に抱かれてしまいます。

[ 退職理由の伝え方例 ]

前事務所では不動産売買の決済業務が中心で、それ以外の業務のスキルを習得することが難しく、企業法務や相続といった、異なる分野のスキルアップをしたく前事務所を退職いたしました。

 

自己PR

自己PRとは、「入職した場合、その事務所にどのように貢献できるか?」を表現することです。

よって、先方があなたを採用するメリットを伝えることが必要です。

コツは「これまでの業務内容を振り返り、得意な業務を洗い出す」ことです。

それをもとに、即戦力になれる業務や領域について伝えましょう。

また、前職ではどの範囲まで1人で業務を行っていたのかを合わせて伝えることで、入職後の期待値を調整することも可能です。

[ 自己PRの伝え方例 ]

登記業務に関しては、効率的に業務を進めていくかという点に注力していました。具体的には、依頼時に全体の業務フローを書きだし、各実施項目の所要時間を推定し、推定時間と実働時間にずれがないかを都度確認していました。またずれがある場合の原因と対策をあぶり出し、対策を実行してまいりました。その結果、定型的な登記業務の作業日数が2日間ほど短縮することができました。

 

もし司法書士業務が未経験の場合は、これまでの職歴や業務・経験を洗い出し

  • 正確さ
  • 対応スピード
  • コンプライアンス遵守の姿勢
  • 新規開拓力

いずれかをアピールできないかどうか、振り返ってみてください。

 

希望の業務内容

希望する業務内容についてもよく聞かれます。

こちらは志望動機と関連付けて、理由を持って伝えることができると良いでしょう。

ただし、希望の業務は特にない場合でも「特になし」と伝えることは避けたいです。

なので、希望業務がない場合は例えばですが

「今は幅広いスキルを身につけたく、経験値を積みたいので、与えられた業務内容を忠実に行います。」と伝えることで、積極性をアピールすることができます。

 

面接で好印象を与えるための大事なポイントや注意点

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面接では話す「内容」も大切ですが「好印象を与える」ことも大切です。

メラビアンの法則によると、話し手が聞き手に与える影響力は話す内容よりも、聴覚情報や視覚情報の方が大きいとされています。

話す内容がたった7%なのに対して、聴覚情報と視覚情報を合わせて90%を占めています。

またハロー効果と言って、人は、突出した一つの特徴が他の特徴の評価を歪める性質も持っています。

ここから分かることは、「第一印象が、面接官へ与える印象に大きな影響を与える」ということです。

以上を踏まえここからは、面接前~中~後のそれぞれの場面においての大切なポイントを紹介します。

 

面接前の注意点

面接が始まる前に、以下を意識すると好印象を与えられます。

  • コートは事務所に入る前に脱ぐ
  • 受付時は自ら挨拶し、面接に来た旨を伝える
  • 着座の許可が出るまで座らず、立って待っている
  • 履歴書と職務経歴書を机の上に出しておく
  • メモが取れるように、ノートと筆記用具も机の上に置いておく
  • 携帯電話の電源は切っておき、静かに待っている 

 

面接中の注意点

面接中は、以下のポイントを守りましょう。

  • 面接官が入室したら、立って挨拶をする
  • 面接官が座ってから、「失礼します」と言って着席する
  • 自分から、挨拶と面接の時間を取ってくれたことのお礼を伝える
  • 履歴書と職務経歴書は自分から渡す
  • 面接中は相手に聞こえる声で、はきはきと話す
  • 相手の目もしくは鼻のあたりを見ながら話す
  • 笑顔で会話をする
  • お茶をいただいた際にはお礼を伝える
  • お茶は勧められてからいただく

 

面接後の注意点

  • 面接の時間を取ってくれたことのお礼を伝える
  • オフィスを出るまでは静かに行動する
  • エレベーターにてお見送りがある際には、エレベーターが閉まるまでお辞儀をする
  • オフィスを出てからコートを着る
  • (ご自身で応募している場合)お礼状またはお礼メールを送っておく

一見すると当たり前のことも含まれていますが、緊張すると忘れてしまったりすることが多々あります。

備えあれば憂いなし。

 

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転職を有利にするその他の情報

志望動機や面接対策以外の転職情報について、補足としてまとめておきます。

株式会社WILLCO 北澤
この記事を書いた人
株式会社WILLCO 北澤
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