司法書士業界の平均的な残業時間
司法書士業界の平均的な残業時間は月30時間ほどです。1日あたり1時間〜2時間の残業時間となります。
ただ、繁忙期ですと平均的な残業時間は月50時間ほどになります。1日あたりに換算すると3時間前後。
とはいえこちらはあくまで目安の数字であり、繁忙期の残業時間は「取引先のクライアント主体でスケジュールが決められる」ので、事務所によって大きく異なります。場合によっては、残業時間が月80時間を超えたりする場合も。
こういった激務な職場を回避するためには、入職前に「繁忙期の残業時間」を聞いておくのが良いですが、面接中に残業時間を聞くなんてなかなかできませんよね。
気になる職場の残業時間を把握したい場合、私のような「転職エージェント」に聞くと、残業時間に関する情報を共有してくれます。もし入職後のギャップやミスマッチを少しでも回避したい場合は、転職エージェントのご活用をおすすめします。
※転職エージェントとは「転職活動のサポートから求人紹介まで、全面的に支援してくれるアドバイザー」です。
司法書士事務所の繁忙期は「月末・年末」
不動産取引を主に扱っている司法書士事務所の繁忙期は「月末・年末」です。一方で、企業法務などを主に取り扱っている司法書士の事務所は、企業の株主総会が集中する「2月・3月・5月」が繁忙期です。
この繁忙期には仕事が増える傾向にあるため、必然的に残業も増えます。この点は司法書士の業界のみならず、一般的な職業と変わらない点です。
司法書士の「みなし残業」について
みなし残業を設けている司法書士事務所は一定数あります。みなし残業とは、一定時間分の残業代をあらかじめ給料の中に含ませる制度のことです。
例えば求人票に「20時間分のみなし残業代あり」と書かれている場合、給与に20時間分の残業代が毎月含まれる形となります。
基本的にみなし残業時間を超過した場合、超過した分は残業代として支払われます。
そのため、みなし残業があるからと言ってその企業や事務所が「ブラック」ということにはなりません。
ただし、稀に「みなし残業時間を超過した分の残業代が払われない」企業や事務所が存在します。この場合は明らかにブラック職場となるので注意しましょう。
ブラックな司法書士事務所の見分け方や失敗しない転職方法は、以下の記事で詳しくまとめています。
司法書士はサービス残業が多いのか?
司法書士でサービス残業をしている人は、全体の6割を越えると言われています。
まだまだサービス残業が横行しているのが実態と言われています。
ただしサービス残業が横行しているのは司法書士業界だけではありません。あらゆる業界で問題視されています。
なので大切なのは「残業の少ない事務所を見極めること」です。
司法書士の転職エージェントである弊社リーガルジョブボードでは、残業の少ない司法書士事務所のご紹介をさせていただいています。
残業がきっかけで転職する司法書士は多い
残業が多いことがきっかけで、転職を考える司法書士は多いです。
※そのほかの転職理由やきっかけについて知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
「司法書士は残業が多い業界だから、どの事務所に所属しても残業を減らすことはできない」と考えがちですが、事務所によっては少ない残業を実現している職場もあります。
時代が進むにつれ、残業の実態も変わりつつあるので、残業に関する不満や不安がある方は転職エージェントにご相談ください。
その他の司法書士の待遇は?
ここまでは、司法書士業界の平均的な残業時間について解説してきました。
ここからは、その他の司法書士の待遇(勤務時間・休日・他の職業に比べての業務量)について解説していきます。
司法書士の勤務時間
司法書士の勤務時間は一般的なサラリーマンと同様に、勤務時間は9時~17時前後に設定されています。
士業とはいえここはなんら一般的解釈とは変わりません。
司法書士の休日
司法書士の休日は基本的に「土日祝」です。
法務局や裁判所が歴通りの休業になるから仕事ができないので、土日祝日は休みです。
ゴールデンウィークであったり、お盆や年末年始であったりなどの長期休暇を取りやすい傾向にあります。
しかし、取引先のクライアントによっては、休日に打ち合わせなどを行うこともあるので、休みになるという保証はありません。
他の職業に比べての業務量
司法書士の業務量は、所属している事務所によって多少変わります。
ただ、司法書士の特性上、業務量はある程度自分でコントロールできます。
フリーランスのようなイメージに近いです。
例えば、収入を多く得ようとすれば、多数の案件を持つことになり、休暇が少なくなります。
一方で、少ない収入でしっかりと休暇が欲しい人は、最低限の案件を持つことも可能です。
ただ事務所の繁忙期だけは、自分で業務量をコントロールできにくくなるのが現状でしょう。
残業の少ない司法書士事務所に転職するおすすめの方法
残業の少ない司法書士事務所に転職するおすすめの方法は、転職エージェントを活用することです。
転職エージェントは、あなたの代わりに、あなたが希望する求人をリサーチし、紹介してくれるサービスです。
「残業の少ない求人紹介を受けたい」と伝えれば、それに沿った求人を紹介してくれます。
また転職エージェントを利用するメリットはそれだけでなく、
- 年収の交渉をしてくれる
- 書類・面接選考を徹底してくれる
- ブラック事務所を排除して求人紹介をしてもらえる
などなど、多くの恩恵が受けられます。
転職活動を有利に進めるなら必須のサービスです。
転職エージェントサービスの中で一番のおすすめは「リーガルジョブボード」です。
リーガルジョブボードは、司法書士業界トップクラスの求人数を誇り、全国の司法書士事務所とのネットワークも十分に繋がっているため、最新の転職市場や、普通の求人サイトでは得られない求人の裏情報まで網羅しています。
まとめ
今回は、司法書士業界の平均的な残業時間について解説しました。
司法書士業界の平均的な残業時間は、30時間ほどです。
しかし、繁忙期(取引先のクライアントによる)であると、残業時間は50時間ほどになってしまいます。
司法書士は取引先のクライアントや法務局、裁判所の営業時間によってスケジュールが大きく変わります。
必ず定時で自宅に帰れるとは限りませんが、あまりにも朝早かったり、夜遅くなったりすることは稀です。
残業の少ない司法書士事務所へ転職をするなら、転職エージェントサービスの活用を強く推奨します。