【2023年】司法書士 口述試験の日程・出題内容・対策を解説|落ちたらどうなる?
by LEGAL JOB BOARD 稲田
転職エージェント
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こんにちは。 司法書士専門の転職エージェント「リーガルジョブボード」の稲田です。
本記事では、「令和5年度(2023年)司法書士 口述試験の日程・出題内容・対策」などについて解説します。
当日の服装や合格後の動きなどにも触れています。ぜひ最後までご覧ください。
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この記事の目次
司法書士 口述試験とは
口述試験は、司法書士として必要な能力や資質があるのかをチェックされる最終試験です。
口述試験を受けるためには、まずは筆記試験の合格が必要です。そして、口述試験にも合格すると、晴れて司法書士になることができます。
例年、口述試験の日程は、筆記試験の合格発表があってから約2週間後です。口述試験の受験票は、筆記試験の合格通知と一緒に、合格発表の翌日~4日後程度で到着します。
筆記試験合格が確定してからあまり時間がないので、基準点発表で合格ラインに達していたら早めに準備を始めましょう。
【令和5年度】司法書士 口述試験について
試験日程・時間
令和5年度(2023年)の口述試験は、10月23日(月)に行われます。
口述試験は例年、10月4週目の月曜日に実施されています。試験日は平日ですので、社会人として働いている方は、有給休暇などを取得して休めるように調整が必要です。
また、時間は「午前」と「午後」に分かれており、どちらかの時間に受験します。例年、住まいと試験会場の距離を考慮して、どちらの時間かを指定されているようです。
試験会場
試験会場は以下の通りです。筆記試験との対応表になっていますので、参考になさってください。
会場の詳細は、合格発表後に届く「口述試験の受験票」に記載されています。
口述試験の会場 | 筆記試験受験会場 |
東京 | 東京、横浜、さいたま、千葉、静岡 |
大阪 | 大阪、京都、神戸 |
名古屋 | 名古屋 |
広島 | 広島 |
福岡 | 福岡、那覇 |
仙台 | 仙台 |
札幌 | 札幌 |
高松 | 高松 |
最終合格発表
口述試験が終われば、いよいよ最終合格発表です。令和5年度(2023年)の最終合格発表は、11月10日(金)16時から。
最終合格者の受験番号が、法務省ホームページにて発表されるほか、筆記試験を実施した法務局・地方法務局でも掲示されます。
また、令和5年(2023年)11月29日(水)の官報に、最終合格者の受験番号・氏名が掲載されます。中には、記念に購入する方もいらっしゃるようです。
司法書士試験に合格した後は、ほとんどの方が司法書士として働かれます。
司法書士の就活は10~11月の間に行うのがベストなのはご存じでしょうか?筆記試験に合格している方(合格見込みの方)は、資格者として就職・転職活動を始められます。
就職・転職活動について、少しでも不安や疑問をお持ちの方、プロからのサポートを受けたい方は、司法書士専門エージェント「リーガルジョブボード」にご相談ください。
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口述試験の内容
口述試験は基本的に以下の3科目から、計10問程度が出題がされます。
受験生1人に対して面接官が2人いるようで、試験時間は10~15分程度です。
- 司法書士法
- 不動産登記法
- 商業登記法
この3科目は筆記試験の範囲でもあるため、すでに頭に入っている方も多いでしょう。
しかし、慣れない口述試験では緊張などもあり、なかなか言葉が出てこない可能性も考えられます。「口に出して回答する練習」をしておいた方がよいでしょう。
質問・問題例
各科目ごとに、質問・問題例をまとめました。
不動産登記法
- オンライン申請の場合、申請情報・添付情報には誰が電子署名するか
- 仮登記とは何か
商業登記法
- 管轄外に本店移転する場合、新本店所在地分の申請書はどこに提出するか
- オンライン申請の対象となるものを挙げてください
司法書士法
- 司法書士の業務を3つ挙げてください
- 司法書士が登録制度になっている理由は?
口述試験の合格率
司法書士試験自体の合格率は、例年3~4%程度で推移していますが、口述試験の合格率はほぼ100%とされています。筆記試験の合格者は、ほとんどが口述試験にも合格しているということです。
口述試験では、緊張しすぎて言葉が出てこないと、試験官の方から助け舟を出してもらえたといった話も。
合格率は高い試験ですので、落ち着いて臨みましょう。
口述試験の対策
上記でもお話しした通り、ほぼ100%の方が受かる口述試験ですので、落ち着いて回答できれば問題ありません。
とはいえ、何かしら対策をしないと不安という方もいるでしょう。そういった方は、予備校などの口述模擬試験に参加するのがおすすめです。
無料で参加できるところや、対策として質問例を手に入れることが出来たりというメリットがあるようです。
試験当日の服装・持ち物
口述試験には、基本的にスーツを着用していくのがおすすめです。特に指定はありませんが、例年大半の方はスーツを着用しています。
服装で合否が大きく変わることはないと思いますが、司法書士としての資質を見極める試験のため、司法書士の仕事着であるスーツを着ておくのが無難でしょう。
また、当日の持ち物は「口述試験受験票」と「筆記用具」です。
受験票は家を出る前にかばんに入っているか必ず確認し、筆記用具は黒インクのボールペンや万年筆を用意しておきましょう。
合格者向けのイベントに今申し込みをすべき
最終合格発表の前後で、例年、様々な司法書士合格者向けのイベントが開催されます。
「合同説明会」や「合格祝賀会」には、なるべく早めに申し込むのがおすすめです。人気のイベントは最終合格発表があってから申し込みをしようとすると、すでに定員オーバーになって申し込みを締め切っている可能性があるためです。
司法書士専門エージェント「リーガルジョブボード」でも、令和5年度 司法書士試験の合格者(合格見込み者)の方を対象に、合同説明会と合格祝賀会を開催いたします!
以下の記事より詳細をご覧いただけます。ぜひ奮ってご参加ください。
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試験合格後は研修の準備を
合格後に司法書士として働く方は、新人研修を受け、司法書士登録をしなくてはなりません。
この時期は就職・転職活動を行っていたり、すでに事務所で働いている方もおり、忙しいタイミングでもあります。
しかし、司法書士として働くならば新人研修は必須です。余裕をもってスケジュール調整を行いましょう。
合格後の流れについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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口述試験にもし落ちてしまったら
ほぼ合格すると言われている口述試験ですが、体調不良で欠席してしまった、不合格になってしまったなどの場合には、免除制度を利用できます。
今年度の筆記試験に合格していれば、来年度の筆記試験は免除され、口述試験を受けることができます。ただし、免除制度の利用には申請が必要ですので、ご注意ください。
また、早く司法書士業界で働きたい方は、「司法書士補助者」として働きながら来年度の口述試験に挑む道もあります。司法書士業界では経験が重視されるため、活躍したい方は早めに業界で経験を積むのが良いでしょう。
司法書士補助者について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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就活の疑問や不安、ぜひプロにご相談ください
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