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「家族のために、司法書士へ。」不動産の営業主任を辞めてまで司法書士になった、熱き転職意図とは。

「家族のために、司法書士へ。」不動産の営業主任を辞めてまで司法書士になった、熱き転職意図とは。

司法書士の転職サイトリーガルジョブボードの笠原です。

今回、令和3年度の司法書士合格者「松崎 充知生さま」にインタビューのお時間をいただきました。

本業で営業ノルマを抱えながらも試験勉強の時間も確保し、3回目の受験で見事合格された松崎さま。

合格までのエピソードからその後の就職活動の様子まで、一連の動きをおうかがいしました。受験前後や就活前後の動き方について大いに参考になる部分がたくさんありますので、司法書士受験生や求職活動中の皆さまの参考になるかと思います。ぜひご一読ください。

株式会社WILLCO 笠原秀也
この記事を書いた人
株式会社WILLCO 笠原秀也
士業の業界・転職事情における情報の非対称性を解消する「リーガルジョブマガジン」の運営者。株式会社WILLCOのマーケティング事業部に所属。「正しい情報、正しい転職」を根ざしたコンテンツをメディアを通して不定期に発信します。

司法書士にこだわりたかった理由

笠原:ということで松崎さん、本日はよろしくお願いいたします!

松崎さん:よろしくお願いいたします!...あ、すみません。ちょっとよろしいでしょうか?

笠原:

松崎さん:エアコンのスイッチを入れさせていただきたいのですが、構いませんか?

笠原:どうぞどうぞ!(笑)

松崎さん:すみません、失礼します。

司法書士合格者インタビュー_松崎さま2

司法書士合格者インタビュー_松崎さま3

松崎さん:はい、オッケーです!ではよろしくお願いいたします!

笠原:(笑)

本来こちらが行わなければいけないアイスブレイクを、まさかのお客さまにやっていただく大失態。

ありがとうございます..!

「家族」で抱えた問題を解消したい。

笠原:松崎さんはもともと、不動産の仲介会社にて営業職をされていたんですよね。なぜそこから司法書士にキャリアチェンジしようと思われたのでしょうか?

松崎さん:祖父が亡くなったことがきっかけです。遺言書があったのですが、そこから家族間で複雑な問題を抱えてしまいました。このとき「法律に関わる職種に就きたい」気持ちが強くなったんです。

笠原:おつらい過去であるにもかかわらず、お話いただきありがとうございます。実体験に基づかれた大きな動機付けがあったのですね。

松崎さん:はい。そこで弁護士と司法書士の二択になりまして。不動産営業をしているとき、決済の場で司法書士の方とよく交流していた経緯もあったので、親近感から司法書士に挑戦してみようかなという考えに至りました。

 

まずは司法書士..ではなく、行政書士を目指し始める。

笠原:そしたらすぐに司法書士受験に向けて勉強を開始されたのでしょうか?

松崎さん:いえ、まずは行政書士の資格取得を目指しました

笠原:!?

リーガルジョブボード_合格体験記_笠原

笠原:それはなぜなのでしょう!?

松崎さん:社会人になってから「資格の勉強」というものをしたことが無かったんです。大学のときに宅建を取得するにはしましたが、働きながら勉強する環境は未経験だったので、まずはスモールゴールとして「行政書士の取得」を目指してみたんですよね。

笠原:資格取得の肩慣らしみたいなニュアンスでしょうか。とはいえ、行政書士の合格率も10%前後。資格勉強に慣れるための手段にしては、かなり重いアクションであるようにも思います。

松崎さん:司法書士試験は難関*なので、そもそも行政書士にさえ受からなかったら司法書士にはまず受からないと思っていました。それに、行政書士は宅建と相性のいい資格でもあったのでちょうど良いかなとも思って。

笠原:すごい..なんというか、戦略的ですね。

笠原:行政書士も働きながら受験されたんですよね?

松崎さん:はい。結果的に合格できたので、すぐに司法書士試験の勉強に取り掛かりました。働きながら資格取得するまでの動き方とか、時間の作り方とか、いろいろ分かってきたのでスムーズにシフトできましたね。

笠原:一つの資格だけでも重いのに、最初から二つ受けようと身構えられるタフネスさ..尊敬します。自分だったら行政書士に受かった時点で満足して、司法書士の勉強を始めるまで時間がかかりそうです..それほどまでに司法書士へのこだわりが強かったわけですね。

 

受験勉強開始。3回目で合格。

松崎さん:結果的に司法書士試験は、3回目で合格できました。

笠原:はやい!独学だったんですか?

松崎さん:最初の数ヶ月は独学で進めていたんですが、限界がありましたね。市販の書籍で勉強を進めていたのですが、不動産登記法とか会社法ってすごく分厚くて、とにかく範囲が広いんですよ。独学はだいぶ難しいと思います。なので途中からは資格予備校のLECを利用し始めました。

 

とにかく短時間で突破したかった。

笠原:やっぱり塾や予備校に通おうとなると、LECになるんですか。

松崎さん:そうですね〜。伊藤塾と悩んだんですけど..結果的にLECを選択しました。

笠原:比較要素はあったんですか?

松崎さん:講座修了までの期間が短いコースが、LECにあったからですね。9ヶ月速修コース。だいたい司法書士試験の基礎講座は、出題される11科目の講義を修了するまでに1年以上かかるものが多いのですが、とにかく早く全範囲を終わらせたい自分からしたら「短いコースを受講したい」と思いまして。伊藤塾も多くの合格者実績があるので、悩んだんですけど。

笠原:講座を最後まで受けるだけで1年ですか..司法書士の膨大な科目数がうかがえます。1年勉強して初めて戦場(試験)に立てるわけですね。

使用していた教材1▲膨大なテキスト量

「お試し受験」は実施したほうが良い。

松崎さん:そうなんですが、たとえ勉強が間に合っていないとしても「お試し受験」を毎年受けることはおすすめしますね。試験の雰囲気を味わっておくのは大切なので。

笠原:確かに。解答方式とか答案用紙の見た目とか、試験時間とかご飯の時間とか、周囲の顔ぶれとか会場の空気とか、、事前に把握しておくだけでも余裕を持って試験に臨めそうです。

松崎さん:周りの合格した同期の人達と話すと、ほとんどの方がそういう「お試し受験」なるものを実施されていましたね。直近で実施される本試験でお試し受験を経験して、翌年の本試験でそのまま合格された同期の方もいます。

笠原:成功している人が実際にやっていたことを実行するのは大事ですよね!

 

兼業の2年も、専業の1年も、苦労しかなかった。

笠原:行政書士で資格勉強の感覚を把握しようとしたり、短期間合格を目標とした予備校の選択をされたりと、かなり戦略的に動かれているような印象を受けているのですが。働きながらの勉強は苦ではなかったですか?

松崎さん:苦しかった。だから最後の1年は専業で勉強していたんですけど..いま振り返ると、働きながらの勉強も、仕事を辞めてからの勉強も、どちらもきつかったですね。合格までの3年間のうち、最初の2年は仕事していて、最後の1年は専業受験生として勉強一本に絞ったんですけど。

笠原:兼業も専業もやってみて、どちらも大変だったわけですね。それぞれ詳しく教えていただきたいです。

松崎さん:まず兼業の2年間ですが、不動産売買の仲介営業をやっていたのでどうしても月の営業ノルマが課せられていました。主任の役職として売上を立てる必要がある一方で、11科目の勉強も進めなきゃいけない。この切り替えがとにかくしんどかったし、通勤も片道1時間半かかっていたので、当然ながら勉強時間の確保もかなり苦労しました。

笠原:想像するだけで心が折れそうになりますね..あらゆるものを犠牲にしてでも勉強に取り組む、そんな松崎さまの姿勢が思い浮かんできます。

松崎さん:最後の専業の1年間は、ひたすら孤独感との戦いでした。一時的に鹿児島の実家に戻り、黙々と勉強を続ける中、ときどき「社会に属していない自分」を客観視することもあり..精神的な負担が大きかったです。実家の屋上に上がって、空ばかり見上げていました。

笠原:周りが働いているのに、自分だけ一人閉じこもって勉強するのはメンタルが要りますよね..しかも、不合格したらこの時間がまた1年以上続くって考えると余計、荷が重くなりそうです。

勉強机▲当時の勉強机

松崎さん:はい、当たり前ではありますが試験は1年に1回しか受けられませんからね。失敗すると再挑戦は最低でも1年後です。そういった点で受験ってきついですよね(笑)

 

勉学を継続できた裏にはいつだって「家族」の存在があった。

笠原:勉強中は体力的にも精神的にも、常に大きな負担がまとわりついていたわけですが。それでも勉強を継続できたのは、松崎さんの中で熱量がふつふつと湧き上がっていたからだと思います。その源泉は何だったのでしょうか。

松崎さん:勉強で行き詰まったときは、家族の顔を思い浮かべていました。挫折しそうになる度に、「そもそも何故、なんで司法書士を目指しているのだろう?」と振り返っては、当時抱いた問題や目標を思い返していましたね。

笠原:(お話に一貫性があって、松崎さんは採用面接もきっとたくさん突破されていたんだろうなぁ..)

笠原:実体験に紐づいた強さはまさにそこですよね。自らを奮い立たせるくらいの大きな熱を持っているかどうかは、忍耐力が求められる受験において相当重要であるように思います。

模試成績の記録

▲模擬試験の結果メモ

自分以上に合格を喜んでくれたのも家族だった。

松崎さん:合格を確認した時、自分よりも家族がとにかく喜んでいたのが嬉しかったですね。

笠原:それ一番嬉しいやつじゃないですか。司法書士の資格取得は、ご家族のためでもあったわけですから。

松崎さん:合格発表の時に、16時に家族を連れて福岡法務局の前に行ったんです。そして自分の受験番号が掲示された瞬間に、自分が喜びを体現しようとしたらそれを上回る感情表現で家族が「うお〜〜!」みたいな(笑)

笠原:(笑)こういう瞬間が、たまらないですよね。3年分の努力が一気に報われた瞬間。圧倒的幸福感に包まれる瞬間。

松崎さん:いくら自己採点をしても最終的な合格点が予想できず、割と合格か不合格か発表直前まで分からなかったんですよ。筆記試験が終わってから合格発表まで3ヶ月くらい時間があったので、結構ヒヤヒヤしていたんです。だから余計嬉しかったですね!

 

筆記試験合格後の動き方

笠原:筆記試験合格後はどう過ごされていましたか?司法書士の合格者さまから毎年、合格後の動き方がよく分からないというお話を一定数いただくので、アドバイスしていただければと!

 

合格者専用のイベントにとにかく参加。

松崎さん:筆記試験の合格発表後は、同期と繋がれるイベントに参加していました。合格祝賀会*とか、予備校が開催している合格者の報告会とか。

笠原:祝賀会はリーガルジョブボードでも毎年開催していますね。いつも「え、無料でこんなに豪華なパーティーに参加できるの..?」と驚いているので、僕も隙があれば客としてこっそり参加しようと目論んでいるのですが..

松崎さん:はい、リーガルジョブボードの祝賀会にも参加しました!

*合格祝賀会とは、司法書士合格者に向けたレセプションパーティーのこと。苦労して難関資格に合格された皆様を少しでもお祝いしたいという気持ちと、普段お世話になっている司法書士業界へのお礼も込めて、リーガルジョブボードの恒例行事となっています。

以前開催された祝賀会の様子はこちらからご覧いただけます。

笠原:そういったイベントに参加してみて、助かったことはありますか?

松崎さん:同期の方々と情報交換ができたのは非常に有意義でした。司法書士は割と閉ざされている業界なので、リアルな情報にタッチできる機会がなかなかないんですよね。

笠原:司法書士に関する情報って、ネットで調べてもなかなか出てこないですよね。

笠原:具体的には同期の方々とどのようなお話をされたのでしょうか?

松崎さん:就職時期や勤務先・独立の話など、多岐に渡ってコミュニケーションを取りました。自分が知らない動き方や情報を把握できたりするので、その後の就職活動や司法書士としての歩み方など、いろんな点で参考になる部分は多かったです。

笠原:今すでに松崎さんは司法書士として働かれていますが、現在も同期の方々との繋がりはあるんですか?

松崎さん:ありますよ!Zoom飲み会をしたり、たまにSwitchのオンライン対戦で遊んだりしています。同期のみんなで桃鉄とか、Among usとか(笑)

笠原:ぉお。展開によっては友情に亀裂が走りうるゲームじゃないですか・・・!

松崎さん:そこは大丈夫なんです。ルールで「恨みっこなし」としているので。

リーガルジョブボード_合格者インタビュー8

笠原:(..ルールでなんとかなる問題ではない気がする..)

 

口述試験が終わったタイミングで就職活動を開始。

笠原:同期の方々と情報を交換し合ったあとは、いよいよ就職活動を開始されたのでしょうか?

松崎さん:はい。口述試験の最終合格発表が終わったタイミングで、本格的に就職活動を始めました。

笠原:同期の方々も「口述試験が終わる頃に就活を始める」とおっしゃっていたのでしょうか?

松崎さん:いや、同期の方々は結構「認定考査が終わってから就活しようかな」と話していましたね。でも、私は試験が終わってからは思いのほか時間がありましたし、割とリラックスもできていたので、これ以上休まなくていいかなって思って早めに動き始めました。

笠原:司法書士の求人は筆記試験終了後から求人が一気に増え、そこから徐々に求人が閉じていくので、結果的に早めに動かれたのは正解だったと思います。

松崎さん:あと、一度社会から離れて専業受験生になったこともあり、早く社会復帰したいとも思っていましたね。働いていない期間が長いと不安になるので。

笠原:職歴の観点からしても、意味もなくブランクが空くのは若干印象が悪くなる可能性もありますからね。

笠原:では口述試験後に始められた就職活動ですが、具体的にはまずどういったアクションを起こされたのでしょうか?

松崎さん:「司法書士 就職」とGoogleで検索したら、リーガルジョブマガジンの記事が出てきたので、そこで合格後の就職に関する情報をリサーチし始めましたね。そこから司法書士の転職エージェントサイトであるリーガルジョブボードを知り、とりあえず登録したという流れです。

笠原:嬉しい⭐️⭐️ありがとうございます!

 

事務所に関する情報は、自力ではリサーチし切れない。

笠原:転職エージェントに登録してみて、就活はスムーズに進んだんですか?

松崎さん:かなりスムーズに進みました!

笠原:(言わせたみたいになってすみません..)登録後はどのような動きを?

松崎さん:まずリーガルジョブボードのオフィスに行って、転職エージェントの北澤さん*に、おすすめの求人を紹介していただきました。私は「あらゆる業務内容を満遍なく経験できる司法書士事務所」を希望していたのですが、その希望に沿った求人を的確にピックアップしていただいたのがとても助かりました。

リーガルジョブボード_転職エージェント_北澤-1

▲転職エージェント:北澤さん

笠原:「満遍なく業務分野を展開している事務所」を自分で探すのは、難しいのでしょうか?

松崎さん:中々難しいと思います。たくさん時間があったので、自分で色々探してみましたが、ホームページやウェブの求人概要を見ると、一応、その事務所の取り扱い業務は見れるには見れるんですけど、実態は異なる場合もやっぱりあるみたいなんです。例えば、司法書士事務所のホームページでは「司法書士業務全般の内容」の記載があるが、実は「業務のバランスが偏っている」とか。

笠原:実態はウェブでは把握できないですよね。転職エージェントなら、そのあたりの正確かつリアルな情報を聞けると。転職エージェントの強みですね(手前味噌ですみません)!

松崎さん:北澤さん、本当に頼り甲斐がありました。御社から紹介されていない事務所であるにもかかわらず、こちらが気になった事務所の情報を求めている旨を伝えると、すぐに事務所の特徴や詳細情報について共有していただいたので。ありがとうございました!

笠原:(この記事リリースしたら一刻も早く北澤さんに知らせねば..)

「合同説明会」で気になる職場を発見。

笠原:最終的に、気になる事務所は見つかったのですか?

松崎さん:はい!リーガルジョブボードの「合同説明会」で出会った「明成法務司法書士法人」さんとご縁があり、現在も勤務させていただいております。

笠原:僕が言うのもなんですが、合同説明会って良いですよね。効率よく就活を進めたい方には向いていると思います。

松崎さん:そうですね。就活って、基本的に複数の事務所に応募することになります。自分の場合だと「いくつかのエリアの事務所を複数見てみたい」と思っていたので、一度にたくさんの事務所とお話できたのは、時間的にも体力的にも助かりました。とても良かったですよ!

※リーガルジョブボードでは新型コロナウィルスの感染を考慮し、現在はオンラインでの合同説明会を定期的に開催しております。

事務所を選ぶ基準は「3つ」。

笠原:何十社も合同説明会に出展されていたと思うのですが、逆にどう事務所を選べばいいか分からなくないですか?

松崎さん:自分の中では3つ軸がありました。「①業務内容とバランス」「②自分のお客様の案件を事務所に持ち込めるかどうか」「③通勤時間」。これら3つを踏まえて最適な事務所に入りたいと考えていましたね。

笠原:な、なるほど...

リーガルジョブボード_合格者インタビュー7

あまりの明確かつ迅速なご回答に面食らい、一瞬沈黙してしまう笠原。

笠原:これだけ明確な判断基準があれば、おのずと事務所が絞り込まれそうですね。

松崎さん:はい。ただ①に関してはやはり前述した通り、自分ではリサーチできない領域だったので、そこを転職エージェントにフォローしていただきながら事務所選びの精度を上げていった感じです。

笠原:②の「自分のお客様」とはなんでしょうか?

松崎さん:不動産業界で働いていた経緯から、個人的に繋がりのあるお客様が何名かいらっしゃいました。そこを、入職先の司法書士ビジネスと上手く連携できたら良いなとも考えていました。

笠原:前職とのシナジーがあるわけですね、素晴らしいです。そういった部分のお打ち合わせは、採用面接の場などで交渉する流れだったのでしょうか?

 

カジュアル面談・事務所見学は絶対にやった方がいい!

松崎さん:はい、採用面接や職場見学にて、事務所の代表・働いている方々とお話させていただくご機会をいただきましたので、聞きたいことはそのあたりでおうかがいしていました。

笠原:職場見学とは?カジュアル面談みたいな?

松崎さん:そうです!私が気になっていた事務所には積極的に足を運び、できる限り事務所の雰囲気や代表・所員さまの人柄などを知ろうと思い。

笠原:入職前後のギャップが生じないようにするためにも、職場見学は大切ですよね。「入職してからじゃないと分からない部分」を少しでも明確にする有効な手段だと思います。

松崎さん:これから就職先や転職先を探される方は、応募前に一度、見学されると良いと思います!

※職場見学・カジュアル面談とはいえ、出迎えていただくお時間を事務所さまに取っていただくことに代わりはありません。

そのため、その事務所が気になっている理由や転職理由などはあらかじめ用意し、熱量をご自身の言葉で言語化できるよう準備しておきましょう。

笠原:これから就活や転職活動をされる方は、運に任せるのではなく、できる限りの職場リサーチを行っていただきたいですね。もちろん情報の不透明性はまだまだ存在しますが、職場見学や転職エージェントのツテを駆使して、少しでも自分に合った職場を見つけていただきたい一心です。

「この事務所に入って大正解だ」と心の底から言えるような職場に出会いませんか?自分に合った職場探しをしてみたい方は、リーガルジョブボードにお気軽にご相談ください。

自分に合った事務所を見つける

実際に司法書士として働いてみて

笠原:入職してからどれくらい経過していますか?

松崎さん:大体2ヶ月ほど経ちますね。

笠原:ギャップとかないですか?

 

司法書士特有の業務体制になかなか馴染めない。

松崎さん:司法書士の実務でなかなか慣れないのが「ダブルチェック」という概念ですね。ここは結構、働く前後で感じたギャップでもありました。

笠原:ミスが起きないよう徹底されているようなスタイルが、結構驚かれたポイントだったと?

松崎さん:はい。司法書士は間違いが許されないです。だからミスが生じない業務体制がかなり重要視されていて。そういうスタイルに馴染むことが結構大変でした。ここは結構、慣れが必要になってくると思います。

笠原:これでもか、ってくらい慎重になるんですね。

松崎さん:ものすごく慎重になりますよ。文字ひとつでも間違いがあると、「更正登記」という仕事がまた増えてしまう。場合によっては取り返しがつかないこともあるので、実務は絶対に間違ってはいけないですね。試験は合格点に達していれば多少は間違っても良かったんですけど(笑)。

笠原:(笑)

司法書士合格者インタビュー_松崎さま

特別研修との両立、本当に可能なのだろうか..

松崎さん:あと特別研修がちょっと不安です。特別研修を受けながら、本業を進められるかどうか。

笠原:確かに結構みなさんおっしゃいますね。膨大な研修ですから。

松崎さん:100日研修ですからね。なので事前に、代表にお話はさせていただきました。本当に勤務が難しい場合、勤務形態や稼働時間などを考慮いただきたい旨を。

笠原:やはり、今の職場はいい事務所さまですね!

笠原:こういう話を聞くと、やっぱり「就活は特別研修が終わってからの方が都合よさそう」って思っちゃいますね。

松崎さん:そうですね。それに、今後のキャリアや担当業務によっては「特別研修を受けない」と判断する方もいらっしゃいます。特別研修の費用、15万円くらいかかりますからね。

笠原:じゅ、じゅうごまんえん!?

松崎さん:高いですよね〜(笑)

笠原:(吉野家の牛丼 約375杯分か..)

笠原:でも、所員さまに理解ある事務所さまのようですので、きっと乗り越えられると思います。勤務に影響する可能性があることを、事前に共有された松崎さまの動きも誠実ですね。

 

職場環境は想像通り。入職前後のギャップはなし!

松崎さん:本当、今の事務所は働きやすいと感じています。職場環境に関して言えば、入職前後で感じたギャップなどは無いです。希望通りの事務所を見つけられて、本当に良かったなぁと思っています。

明成法務司法書士法人_松崎さま

▲明成法務司法書士法人で働く様子

笠原:納得のいく職場に出会えると、前向きになれますし、安心しますよね。あれだけ事務所の選び方を明確に確立し、エージェントや職場見学を通して貪欲に情報収集された松崎さまの努力の結果でもあると思います。

笠原:ちなみにどういうときに「働きやすい」と感じますか?

松崎さん:所内で自然に雑談が生まれるような職場雰囲気が良いですね。重苦しい空気は一切無いので。分からないことが出てきたら、周りの方々にどんどん聞きに行き、自分の知識が広がっていく感覚があります。また、自分の仕事が終わったら帰れるような雰囲気もあります。

笠原:司法書士業界に限らず、やっぱり「なんとなく帰りづらい..」みたいな雰囲気になる職場って、たまにありますよね..

松崎さん:あと、月末や業務の立て込み具合によっては忙しい時期もありますが、何か困った時でも相談しやすい環境が備わっていると思います。遅めの出勤も許容していただくなど、優しく考慮していただけるところも好きです。こう言っていると、甘やかしてもらっているみたいなニュアンスになってしまうかもしれませんが(笑)。あくまで、理解・寛容のある職場だなっていうことをお伝えしたいです!

 

ツールの扱いが難しい..

松崎さん:一方で「登記申請ソフト」を覚えるのが大変ですね。今はどこもオンライン申請になっているので、当たり前に使いこなせるようにならなければいけないのですが..なかなか習得できず。

笠原:司法書士特有のツールですか..職種によっては避けられない道ですね。

松崎さん:ただ、つまずく度に周りの方に助けていただいています。本当に助かっています。

笠原:それだけ周囲のご協力が手厚い環境であれば、仕事を覚えるスピードにも期待できそうですね。

 

資格を活かせる業務範囲はすべて網羅したい。

松崎さん:そうなんです。現状、不動産決済や相続の相談業務も一人で行えるようになりました。徐々に業務範囲が広がっているのを日々実感しています。

笠原:仕事していて楽しい瞬間ですね!

松崎さん:明成法務司法書士法人は司法書士業務のバランスが確保されている事務所なので、オールラウンドにこなせる司法書士になりたいです。せっかく苦労して取得した資格なので、資格が活きる業務範囲はすべて網羅し、私の家族が経験した時のように、困っている方々のお力になりたいと思います。

笠原:難関資格ゆえに、合格した瞬間に完全燃焼してしまう方もいらっしゃると思うんです。でも、ここからが本当のスタートなんですよね。

松崎さん:会社法や商業登記法など、試験でものすごく手こずらせられたので(笑)、だからこそ、あの時の努力を無駄にしないよう実務に還元したいです。

笠原:難関資格を突破したお力があるのですから、この先どんな困難な壁に直面しても松崎さんなら絶対に乗り越えてゆけると思っています!これからも頑張ってください!貴重なお時間、本当にありがとうございました。

松崎さん:こちらこそ、ありがとうございました!

リーガルジョブボードでは、司法書士の方やこれから司法書士を目指される方に向けて、無料キャリア相談や転職相談を毎日実施しています。今すぐ転職活動をしたい方はもちろん、「転職すべきかどうか相談したい」「合格後の就活の進め方が分からない」といった、転職以外のご相談も大歓迎です。なんでもご相談くださいませ。

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