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エンジニアから司法書士へキャリアチェンジ。その裏に秘められた思いとは?|司法書士合格者インタビュー

受験に失敗したら餓死する覚悟だった|エンジニアから司法書士へガラッとキャリアチェンジ。その裏に秘められた思いとは?

司法書士の転職サイト「リーガルジョブボード」の笠原です。

今回、令和3年度の司法書士合格者「笹井 秀哉さま」に、当時の受験エピソードや転職活動に関するインタビューのご機会をいただきました!

もともと交通コンサルティングに従事し、データ分析やエンジニア業をされていた笹井さま。そこから司法書士業界に移るという類稀なキャリアチェンジを実現されました。その理由や試験勉強のエピソード・合格後の就職活動などについて深くおうかがいしています。

これから司法書士資格の取得を検討している方は、ぜひ本記事の合格体験記を参考にしてみてください。

株式会社WILLCO 笠原秀也
この記事を書いた人
株式会社WILLCO 笠原秀也
士業の業界・転職事情における情報の非対称性を解消する「リーガルジョブマガジン」の運営者。株式会社WILLCOのマーケティング事業部に所属。「正しい情報、正しい転職」を根ざしたコンテンツをメディアを通して不定期に発信します。

司法書士を目指したきっかけ

笠原:笹井さん、今回は貴重なお時間をありがとうございます!本日は「司法書士試験の合格から転職活動まで」というテーマで、これまでのエピソードや現状についておうかがいさせてください。

笹井さん:よろしくお願いいたします!

 

会社に依存している自分が怖くなった。

笠原:笹井さんはもともと一般企業でエンジニアをされていたとのことですが、そもそもなぜ会社員から司法書士にキャリアチェンジしようと決意したのでしょうか?

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笹井さん:ふと、「特定の会社に依存している自分」がすごく怖くなったんです。

笠原:というのは?

笹井さん:例えば、極端な例ですが、ある程度の年齢になって会社に「給料20万円下げます。嫌なら辞めて下さい。」と言われたら、選択肢として困ると思うんです。僕の年代だと「会社を辞める」っていう選択は結構、当時はアナーキーに思われるようなアクションでもありましたし。ちょっと尖ってる人、みたいな。

笠原:一つの会社に長く勤めることが美徳とされていた時代はありましたよね。

笹井さん:そうなんです。だから辞めることに抵抗を強く感じていたのですが、それでもその「会社に依存する自分」から脱却したかった。会社がなければ自分は生きられない。それに大きな違和感を抱いたんです。

笠原:どこに属さずとも、自身の力で生きていけるような状態になりたかった。つまり独立を見据えられるような職業に就きたかったと?

笹井さん:最終的にはそうですね。ただ独立というよりは、あくまで「社会的価値のある自分になって、社会や会社と対等になりたい」願望の方が強かったです。会社に属していた頃の自分に対しては、当時ぜんぜん自信を持てなくて..

笠原:あくまで明確な市場価値・人材価値を築き、社会と対等な関係でいられるような存在になりたい。そこから司法書士資格を選んだと。

笹井さん:そうです。会社には本当に満足していましたし、お給料も高かったですし、プログラミングやデータ分析を頻繁に行っていたので割と手に職な仕事内容でもあったんですが、でも「会社に食わせてもらっている」感がどうしても拭えなかったんですよね。案件を自分で引っ張ってきているわけでもないし、待遇や給料も会社に依存している状態だし..

 

司法書士資格を選んだ理由

笠原:なるほど。でも、市場価値を高める方法や独立って、さまざまに存在すると思います。その中でなぜ司法書士を選ばれたのでしょうか?

笹井さん:もともと士業や法律領域には興味があったんです。そこで自分なりにリサーチしたところ、司法書士・税理士・公認会計士・弁護士あたりが、独立して食べていけそうと思ったんですよ。で、税理士は自分で食べていけるようになるまで10年くらいかかる。公認会計士は基本的に監査法人に所属してチームで業務を行うので、独立を見据える自分としては「チームに属する」イメージはあまり持てなかった。そして弁護士は、試験が論文主体な件が引っかかった。論文の採用基準って曖昧な気がして、理系職種をやっていた自分からすると「正解か不正解か」の問題形式メインの試験が良いと思ったんです。

笠原:そこで司法書士に絞られたわけですね!問題形式から逆算するのは斬新ですね。確かに司法書士試験は合格率が3%ほどですから、そのあたりを事前に考慮されたのは鋭いですね..!

笹井さん:そこで「司法書士になろう」と決意し、会社を辞めました。

笠原:働きながらではなく、会社を辞めてから勉強に集中されたのですね。

笹井さん:はい、とにかく短期間で合格したかったので。

 

いざ、受験勉強を始めるも..

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笠原:会社を退職して「さあ、勉強一本に集中だ!」となるわけですが、スムーズに勉強に取り組めたんですか?

笹井さん:それが、全然ダメで(笑)。正直、舐めてましたね。これまでの人生でできた試しもないのに、「会社辞めたらまるまる1日勉強できる。俺ならできる。」って当時は思い込んでたんです。でも、実際にやってみたらうまくできず..

笠原:(笑)。根拠のない自信があったわけですね。それがいきなり打ち砕かれたと。

笹井さん:はい..。会社辞めた直後なんて「まあ3年後に合格できたらいいな」とか思ってましたからね。なんなら心の奥の奥では(実際は、1年後に合格することだって可能だろうな..)とも思っていて、もう、文字通り舐めくさってましたね(笑)。だから、ものすごく焦りました。え、司法書士試験ってめっちゃ難しいじゃん!やばいじゃん!!って。結果的に、合格まで半端ない時間を要することになってしまいました..。

笠原:でも、結果的には逆に良かったですよね!見切り発進ではないですけど、辞めて背水の陣並みに自分を追い込めたからこそ、尻に火がついて合格まで頑張れたとも思うので。

笹井さん:そうなんですよ。だからよく思うんですよね。あのころの自分、バカでよかったなって(笑)。

 

「理解」よりも「暗記」を求められるのがつらかった。

笠原:勉強の内容でつらかったことってありますか?

笹井さん:とにかく量をこなさなきゃいけなかったことですね。自分にとっての「勉強」って「体系を理解する過程」のイメージが強いんですよ。例えば「数式の意味を理解する」とか「アルゴリズムの仕組みや概念を理解する」みたいな。そこに時間を費やす時間を勉強とみなしていたんです。

笠原:物事の成り立ちを理解する時間=勉強という認識だったわけですね。それが、司法書士は逆だったと?

笹井さん:真逆です。当然、理解は必要なんですけれども、知識の量が多いし、暗記することも多い。これが相当きつかったですね。

笠原:勉強に対するイメージをまず覆すことから、受験勉強が始まったわけですね。

笹井さん:そして科目数も半端ない。資格予備校で仕事したことがあったんですけど、あらゆる資格受験の過去問が本棚に並んでたんですよね。何気なく見てたら、司法書士の過去問だけめちゃくちゃ分厚かったんですよ(笑)

笠原:僕だったら、その過去問を目にするだけで挫折しそうです..。

 

今が、人生の勝負どころだと思った

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笠原:受験科目数が膨大。勉強に対する概念も改めなければいけない。そんなハードルが前提として存在する中で、どうやって長い長い受験期間を乗り越えられたのでしょうか?

笹井さん:乗り越えた方法とかはなくて。とにかく「焦燥感」だけがありました。ただただ焦りだけが、勉強の原動力となっていましたね。

笠原:学生の試験勉強とはまた違いますもんね。後がないっていう。

笹井さん:そうなんですよね。ここが人生の勝負どころだと思った。ここで失敗したら自分は餓死する。それも受け入れる覚悟で必死にやりました。

笠原:決死の覚悟だったわけですね。それくらい本気で取り組まないと、難関資格と言われる司法書士試験はやはり突破できないのだと思い知らされますし、そういう過程を乗り越えてこられた司法書士の皆さまにはやはり尊敬の念しかありません。

笹井さん:自分は学生のとき真剣に受験勉強に取り組んでいなかったので、そこでもう他の受験生との差があったと思うんです。そういうところでも余計に焦っていましたね。最初なんて、「さあいざ勉強するぞ」って意気込んだ直後に、「..でも、どこで勉強すればいいんだ?」ってなるくらいのレベルでしたから(笑)。

笠原:受験勉強って、継続することも非常に大変ですが、「自分に合った勉強スタイル」を必死に模索して定着させることもかなり大変なんですよね。勉強場所とか、時間の捻出とか、テキスト・予備校の選定とか..体調管理や勉強プラン。一口に勉強と言っても、ただ机に向かえばいいっていうわけではないですよね。

 

司法書士補助者として働きながら受験するのは有利?

笠原:笹井さんは専業で受験勉強をされていたと思うのですが、補助者として働きながら受験するのはどう思いますか?実務を学びながら勉強することで、より理解度が深まると思ったのですが..

笹井さん:選択肢の一つとしてはありましたよ!補助者の友達がいたんですけど、やっぱり有利かなぁって思う事はありましたね。

笹井さん:例えば「登記簿謄本」ってあるじゃないですか。試験で実際に出てくるんですよ。登記簿を見ながら問題に答えるっていう。でも僕は、この実物を直接見たことがなかった。だから、最初は抵抗があるんです。どこを見ればいいんだろう?どこが重要な情報なんだろう?って。もし仕事として毎日見ていたら、問題の内容理解もスムーズになるし、問題の意図をよりスピーディに解釈できるようになるなぁ、って思っていました。

笠原:そうですよね。テキストで学んだ内容を実務で活かしながら毎日を過ごしていたら、嫌でも内容を理解していきますよね。「この試験の内容は実務のこのあたりの分野を問うていて、こういう実務に活かされるんだ」みたいな、手触り感が湧いてくるくらいのイメージで問題と向き合えそうですよね。

笹井さん:はい。実物を見たことがない自分でも一応、文章を読みながら内容を理解はするんですけど、実務でどういう流れで活かされるのかがあまりイメージできませんでした。

笠原:暗記だけで乗り越えるのって難しいんですよね。実態を把握しながら学ぶのとただ暗記するのとでは、大きな差があるような気がしています。

笠原:ただ試験勉強と実務を両立する必要も出てくると思うので、試験勉強に理解ある事務所だとより良さそうですよね。

笹井さん:そう思います!そのような「周囲の理解」があれば補助者と勉強の両立は実現できるかなって思います。

リーガルジョブボードでは、試験勉強に理解のある司法書士事務所のご紹介が可能です。司法書士補助者への転職をご検討されている方はご相談いただけると嬉しいです。

司法書士補助者の求人を紹介してもらう

見事合格。達成感よりも「安心感」。

笠原:焦燥感や危機感に苛まれながらも、やっと合格できたわけですが。このときはもう、「よっしゃ〜!」って感じでしたか?

笹井さん:いや、全然です(笑)。それよりも「よかった..」みたいな。安心感の方が大きかったですね。

笠原:背水の陣で挑まれましたから、「やっと一息つける..」とホッとした感じだったんですね。

笹井さん:はい。とにかく早くゆっくりしたいな〜って思いましたね。今まで毎年毎年、試験に追われてきたので。

 

先輩司法書士の存在にかなり助けられた

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笠原:筆記試験に合格したあとの動き方は、どうやって調べたんですか?口述試験とか就活とか、司法書士の登録とか、いろいろあると思うんですけど。

笹井さん:合格後の動き方は、一つ上の司法書士の先輩からいろいろ聞きました。先輩の存在はかなりでかかったです。逆に、司法書士とのつながりがなかったら結構困ったと思うんですよね。

笠原:司法書士との繋がりがない人はどうしたらいいんですかね?

笹井さん:そういう場合は、予備校のガイダンスイベントみたいな場所で繋がるといいですね。その予備校出身の合格者が来てくれたり、合格者同士で対談してくれたりするようなイベントがよくあるので、そこで情報収集すると良いかと。

笠原:そこで積極的に情報を取りに行くのが大事ってことですね。

笹井さん:やっぱり実際の合格者や司法書士からしか得られない情報ってあるので。情報の質っていう意味でも重要です。

 

同期ともできれば繋がった方が良い

笠原:そうすると、同じ理由で「同期の合格者」とも繋がった方が良いですか?司法書士業界って同期との繋がりが結構大事って聞くんですよね。

笹井さん:繋がる人数が多ければ多いほど、イイとは思います。仲の良い同期が1〜2人いたら心強いっていうのはありますね。なんでも聞ける・聞いてくれる関係性はやっぱり助かりますし。

笠原:どうやって同期の合格者たちと知り合うんですか?

笹井さん:僕は祝賀会で知りましたね。

祝賀会とは、司法書士合格者に向けた合格祝賀会のこと。

苦労して難関資格に合格された皆様を少しでもお祝いしたいという気持ちと、普段お世話になっている司法書士業界へのお礼も込めて、リーガルジョブボードでは毎年開催しています。

以前開催された祝賀会の様子はこちらからご覧いただけます。

笠原:研修や祝賀会くらいでしか同期の方々と交流する機会はないと聞くので、こういったイベントには積極的に参加しておきたいですよね。

 

口述試験はしっかり対策しておくことをおすすめします

笹井さん:あと余談なんですが、口述試験ってあるじゃないですか。あれみんな口を揃えて「口述試験は絶対に落ちない」って言うんですけど、僕は不安だったんですよ(笑)。前回の口述試験合格率は98%って聞いていたので。実際に落ちている人はいるわけじゃないですか。

笠原:その2%を引くケースは確かに存在するわけですからね(笑)

笹井さん:そうなんですよ。だからがっつり対策しました。実際、対策してなかったら割と答えられなかった内容とかもあったので、口述試験は真面目に対策しておいて良かったと思います!(笑)

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笠原:筆記試験は話題に上がりますが、口述試験はそこまで話題に上がらないですよね。実は見落としがちなところかもしれないので、最後まで気を引き締めて臨みたいですね!

 

筆記試験合格後、すぐに転職活動を始めた。

笠原:では筆記試験合格後のところに戻るんですけど。先ほどおっしゃっていた通り、しばらくは休暇を思い切り満喫していたのですか?

笹井さん:...のつもりだったのですが、結局あんまり休まず、すぐに就活を始めました。さっき話した司法書士の友人に「実務を早く覚えた方がいい」って言われたんですよね。人によっては「特別研修が終わってからが就活のタイミング」って言うんですけど。それだと結構時間がもったいないので、だったら早く実務しようかなって。

笠原:確かに、司法書士事務所は筆記試験が終わるくらいのタイミングから採用活動を始めるところが多いので、求人数も充実していますね。

笠原:じゃあ「就活やろう」と決心したとき、まず最初に何をされましたか?

笹井さん:友達の司法書士からは、求人サイトはリーガルジョブボードがおすすめと聞いていたので、とりあえず登録をしました。そしたら転職エージェントの篠原さんがすぐ連絡をくれて、いろんな求人を紹介してくれましたね。

 

司法書士事務所の選び方

笠原:たくさんのサイトから弊社を選んでくださり、ありがとうございます!でも僕たまに思うのですが、求人紹介を受けても、合格直後の方からするとどういう価値基準で事務所を選べばいいかって分からなくないですか?

笹井さん:まったく分からなかったですね(笑)とにかく受験一本で過ごしてきたので、職場を選ぶ際は「そもそもどうやって選べばいいのだろうか..」と悩みました。

笠原:そうですよね。結局笹井さまは、どういった基準で職場選びをされたのでしょうか?

笹井さん:多くのジャンルを取り扱う司法書士事務所に入りたいと思いました。不動産登記、売買、相続、商業登記、後見、完済代理などある中で、一個だけ突出してる事務所よりはあらゆるジャンルを展開しているところがいいなって考えたんです。まずは一通り経験してみて、その後を考えたいと思ったので。

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笠原:なるほど。そういう事務所ってどうやって見つけるんですか?

笹井さん:そのあたりは自分ではリサーチできないので、そこをリーガルジョブボードの篠原さんにフォローしてもらいましたね。自分で調べるのには限界があるし、業界に長くいる人の情報の方がより確実性があると思ったので。

笹井さん:結果、「四つ葉事務所」が自分に合った職場だとおすすめされました。

笠原:四つ葉事務所さまのどのあたりが良いと聞いていたのですか?

笹井さん:教育面です。そして何より、働いている方々の優しいお人柄が大きな特徴だと聞いていました。法律家としても、人間としても成長できる環境だなと思ったんですよね。あと、四つ葉事務所で働いている知り合いもいたので、そこからも四つ葉事務所はおすすめって聞いていたんです。なので間違いないなと。

 

結果、四つ葉事務所は最高です。

笠原:転職エージェントやご友人からおすすめされた四つ葉事務所さまに入職してみて、結果的にいかがでしたか?

笹井さん:大正解でした。すごくいい事務所です。

笠原:そうやって断言できる職場って、なかなか見つからないですよ。聞いていて僕もすごく嬉しい気持ちになります!

笹井さん:期待していた通り、司法書士としても人としても、ちゃんと育ててくださっています。育てていこうという意思を感じるんです。そしてもっと助かっているのが、「基礎的な部分を丁寧に教えてくださること」です。

笠原:基礎的な部分とは?

笹井さん:足回りや導入部分っていうんですかね。例えば司法書士のメイン業務の一つである決済にいきなり入るんじゃなくて、「謄本の取り方」とか「郵便の種類」みたいな導入部分から始まって、足回りに関する教育をしっかりしていただけるんですよね。例えば謄本の取り方とか、事前謄本、事後謄本、オンラインで申請するとき、法務省に行くときなど、それぞれのやり方をひとつひとつ丁寧に教えてくださるんです。

だからもし独立したり、違う事務所で働くってなっても、絶対にこの経験が活きるな〜って実感しながら仕事に取り組めています。もちろん、今は四つ葉事務所で腰を据えて長期的に働くつもりですけどね!

笠原:抜け漏れなく・過不足なく・体系的に司法書士の実務を教えていただけるところが、大きく助かっている部分なんですね。

笹井さん:だから、入職当時に四つ葉事務所から言っていただいた「司法書士に関する知識や技術を、出し惜しみなく教えます」っていうお言葉は本当だったんだなって、毎日実感しています。

笠原:安心しますね!単に労働力を買われているんじゃなくて、ちゃんと司法書士としての市場価値を高めてくれようとする姿勢が感じられているんですね。働いている方々のモチベーションも高そうです。

お給料をいただくのが申し訳ない。

笠原:これだけご自身の所属する職場を誇れるのは、嬉しいことこの上ないですね。

笹井さん:そうそうそう。そうなんです。むしろ罪悪感の方が最近、上回ってきていて。これだけ育ててもらっていて、まだ力になれていないのに、お給料はいただいている。本当、申し訳ないなっていう気持ちです。

笠原:初めはどうしてもそういう気持ちになってしまいますよね。未経験業界だとなおさら。先輩や上司に必死に質問しながら、とにかく泥臭く仕事を進めていくみたいな。

笹井さん:そうなんです。現在は基本的に職場の先輩方に教わっていただいているんですが、その先輩方のお時間もたくさんいただいてしまっている。めちゃくちゃ聞いてしまっていて、もう、少しでも早く還元したいです。

笠原:お気持ち、すっごくよく分かります!

笠原:「周囲の人に聞きやすい職場環境」って本当に魅力的ですよね。

笹井さん:そうなんですよね。そしてもっと救われてる部分が、「何を聞いても嫌な顔をされない」ところ。僕が聞く内容の中には、超初歩的な質問もたくさんあると思うんです。なのに先輩方は「そんなことも分からないの?」みたいな顔は一切せず、分かりやすく丁寧にご指導いただけているんですよ。

笠原:素敵です(涙)なんか、周囲の方々が優しければ優しいほど罪悪感って大きくなりませんか?早く力にならなきゃ、って焦りますよね。

笹井さん:今まさにその気持ちです(笑)。

※四つ葉事務所さまのホームページはこちら

「職場ガチャ」と一括りにせず、ちゃんと事務所リサーチをしたい。

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笠原:こういう職場環境の側面って、実際、入職してみるまで実態が分からないじゃないですか。だから「入ってみたら想像と違った..」みたいな事故って、結構あると思うんですよね。「職場ガチャ」「上司ガチャ」などと言われたりしていますが。

笹井さん:そこは怖いですよね。でも今回の場合は知り合いから四つ葉事務所のポジティブな口コミは聞いていましたし、リーガルジョブボードの篠原さんにも「社員教育に力を入れている事務所さまです」と教えてくれたので、安心していました。

笠原:これから就活や転職活動をされる方は、運に任せるのではなく、できる限りの職場リサーチを行っていただきたいですね。もちろん情報の不透明性はまだまだ存在しますが、知り合いや転職エージェントのツテを駆使して、少しでも自分に合った職場を見つけていただきたい一心です。

「この事務所に入って大正解だ」と心の底から言えるような職場に出会いませんか?自分に合った職場探しをしてみたい方は、リーガルジョブボードにお気軽にご相談ください。

自分に合った事務所を見つける

これから目指す司法書士像

笹井さん:最初は独立志向がありましたが、今は四つ葉事務所で長期的に働いて、事務所に還元できる人材になりたい。早く一人前になりたいです。

笠原:自分自身のために独立するよりも、周囲の方々のために働きたい意志が今は強いということなんですね。そのような価値観の変化も素敵です。

笹井さん:はい。それに不動産登記って結構、修業が必要なんですよ。司法書士試験は実務家登用試験と言われてはいますが、やはり現場との乖離は結構あるなって感じてます。現場でしか得られないこと・勉強できないことがたくさん存在するんですね。

笠原:やはりテキストで学ぶのと実際に働くのとでは、全然違いますか。

笹井さん:はい。今は、試験ではいまいち分からなかったところが、実務を通してどんどん理解が深まっていっている段階です。その理解が完全に深まった時点で初めて「実務ができる」と言えると思うので、堂々と「実務ができます!」と言えるくらいの実力を身につけたいです。

笠原:業務範囲も広いと思うので、むしろここからがスタートっていう感じですよね。

笹井さん:そうですね、商業登記、後見業務、完済業務、裁判業務などなど、いっぱいあります。これら一個ずつ堅実にこなしたいですね。

 

司法書士資格を持っていないと助けられない人を助けたい。

笹井さん:そして、身につけた司法書士スキルを用いて、本当に困っている人のために役立ちたい。それが、司法書士資格を持っていないと助けられない人だったらなお救いたい。

笹井さん:何年もやってる司法書士ってやっぱりすごいんですよ。めちゃくちゃ実務できる。当たり前なんですけど、同じ司法書士と比べると差は圧倒的。ただ知識が広くある司法書士よりは、ひとつひとつの業務分野において知見や技術が確立されている司法書士になりたいです。

笠原:熱い思いやエピソード、本当にありがとうございました。これらすべて、あのとき意を決して会社を辞めた過去があるからこそですね!

笹井さん:いやでもあの頃の自分は本当に甘かったと思うので、結果的にはうまくいきましたが、これを聞いて「よし、じゃあ自分も会社辞めよう!」とは思わないよう気をつけていただけると幸いです(笑)もちろん戦略的に考えてのご判断なら全然いいのですが!

笠原:笑。あくまで計画的に、ということですね!

リーガルジョブボードでは、司法書士の方やこれから司法書士を目指される方に向けて、無料キャリア相談や転職相談を毎日実施しています。今すぐ転職活動をしたい方はもちろん、「転職すべきかどうか相談したい」「合格後の就活の進め方が分からない」といった、転職以外のご相談も大歓迎です。なんでもご相談くださいませ。

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株式会社WILLCO 笠原秀也
士業の業界・転職事情における情報の非対称性を解消する「リーガルジョブマガジン」の運営者。株式会社WILLCOのマーケティング事業部に所属。「正しい情報、正しい転職」を根ざしたコンテンツをメディアを通して不定期に発信します。