司法書士

「司法書士法人おおさか法務事務所」の職場・採用インタビュー|代表所員の川原田先生にお話を伺いました!

by LEGAL JOB BOARD 篠原

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  • 土地家屋調査士
  • 測量士

司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の堀内です。

今回は、大阪府を中心に6拠点を構える司法書士事務所「おおさか法務事務所」のご紹介です。

企業法務に強みを持ち、経営者の視点でクライアントの支援を行うおおさか法務事務所。

そんな同所の司法書士であり代表社員を務める川原田慶太先生(以下、川原田先生)にインタビューを実施しました。

弊社では、リーガルジョブボードに求人をご掲載されている事務所様・企業様のインタビューを行っております。インタビューをご希望の事務所様・企業様はこちらからお問い合わせくださいませ。

資格取得から約2年で独立。リーマンショックが事業ポートフォリオ変革のきっかけに

株式会社WILLCO篠原 篠原
まず、川原田先生が司法書士を目指されたきっかけを教えてください。
川原田先生 川原田先生
大学4回生のとき、現在弊所の代表所員と本町オフィスの所長を務める北村から「一緒に司法書士の勉強をしないか」と声をかけられたのがきっかけです。正直に言うと司法書士ってどんなことをする資格なのかほとんどしらなかったんですが(笑)、高校、大学と一緒だった北村が言うならやってみようかと思いまして。
株式会社WILLCO篠原 篠原
北村先生がキーパーソンだったのですね。
川原田先生 川原田先生
そうなんです。その後は、2000年に司法書士の資格を取得し、翌年すぐ最初の事務所に入所しました。そこで出会ったのが、独立にあたり大きな影響を受けた司法書士としての「師匠」です。
株式会社WILLCO篠原 篠原
先生は周りの人に恵まれていたのですね。
川原田先生 川原田先生
入所してから約1年半後、25歳のとき師匠から「応援するから独立して頑張れ。君ならやれる!」と半ば強制的に独立させられたかたちです(笑)。催眠にかけられたように勢いで独立しましたが、その後も顧客開拓などを進めるにあたり、師匠には非常にお世話になりました。
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貴所は企業法務に強いイメージがありますが、独立直後からそうだったのでしょうか。
川原田先生 川原田先生
いえ、師匠の得意先は銀行が多かったこともあり、独立直後は銀行から受ける住宅ローン関係の登記業務がほとんどでした。営業のときは大阪市内の銀行に私を連れて回ってくれたのも懐かしい思い出です。師匠の信用力のおかげで仕事をいただけるようになり、事務所も急成長できました。

そんな中、2008年に起こったのがリーマンショックです。銀行が大混乱となり、それまでの案件がすべてなくなり、売上も激減してしまいました。これをきっかけに、金融関連がほとんどだった事業ポートフォリオの見直しを行ない、組織再編業務と企業法務に注力するようになったんです。

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大変な思いをされたのですね。
川原田先生 川原田先生
当時は事務所が厳しい状態が半年ほど続き、つらかったですね。ただ、所員全員が全力で頑張ってくれたお陰で、現在では企業法務や成年後見、資産管理、訴訟法務、不動産登記業務と広く事業を展開できています。

仕事の枠を超えた所員同士のコミュニケーション

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リーマンショック後に事務所を立て直したという先ほどのお話は、先生を中心に所員の方々が一丸となっていることを象徴するエピソードですね。
川原田先生 川原田先生
所員のタイプやキャラクターは皆それぞれですが、仲間意識を高められるよう取り組んでいるつもりです。ビジョンや理念より、やりがいや一緒に働く仲間の質を大事にしたいと考えています。
▲会議の様子
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先生をはじめとした「所員の方々の人柄」が貴所の魅力だと感じます。仲間意識の醸成にあたって、具体的にどういった取り組みをされているのでしょうか。
川原田先生 川原田先生
仕事だけではなく、プライベートでのコミュニケーションを大切にしています。コロナ前はいわゆる「飲みニケーション」の場を設け、新入社員や若手社員が話をできる機会をつくっていました。また、夏はバーベキュー大会や運動会など、家族帯同で楽しめるイベントも行っていました。

帰属意識を高めるには、まず仲間意識を持ってもらうことが重要。会社に来て作業をすることだけが仕事ではないと考えているんです。表面上は見えないその人の価値観や軸となる部分を知ることで、新しい発想や協力関係が生まれるのではないでしょうか。信頼できる仲間と働く喜びを知ってほしいですね。

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お酒が苦手という方もいらっしゃるかと思いますが……
川原田先生 川原田先生
お酒が苦手でも心配ありません。飲み会に参加しないから孤立してしまうなんてことはありませんので。所員とは普段から一緒にランチに行くなど、日中のコミュニケーションも大事にしていますよ。

司法書士の枠にとらわれない「スペシャリスト」が活躍

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事業のなかでも、今後注力していく領域はあるのでしょうか。
川原田先生 川原田先生
遺言、信託、任意後見など「資産管理」の業務ですね。「リーガルファーム発のファイナンシャルアドバイザリー業務確立」がこのチームのビジョン。ただ書類の用意をお手伝いするだけではなく、相談者の方の全体状況を把握し、課題に対して最適なソリューション提案ができるよう取り組んでいくつもりです。
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所員には幅広い知識が求められますね。
川原田先生 川原田先生
司法書士としての知識に加え、ファイナンシャルプランナー(FP)としての視点や知識が必要になります。そのため、事務所として外部講師に委託しFP研修も開催しているんです。
株式会社WILLCO篠原 篠原
研修などが整っている事務所がすべてではないので、所員の方々にとってはうれしい制度ですね。そのほかにも必要な知識はあるのでしょうか。
川原田先生 川原田先生
所属するチームによっても異なりますね。例えば、企業法務であれば法律の知識の中から必要なものを組み合わせてイノベーションを提供する。一方、後見や資産管理は専門知識も重要ですがより俯瞰した目線が必要です。

どちらが向いているかはやってみないとわからないことが多いと思うので、チーム間のローテーションも体制を作っていきたいと考えています。いろいろな分野の専門知識を持つ「スペシャリスト」を目指したい人には良い環境ではないでしょうか。

目指すは「ミニ・プライベートバンク」

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事務所の将来像や今後の事業成長に向けた方向性についてはいかがでしょうか。
川原田先生 川原田先生
「プライベートバンク(PB)のミニ版」をコンサルティングできるようにしていきたいと考えています。経営、事業継承、資産管理は分けて考えられるものではなく、総合的なコンサルティングが必要です。中小企業のオーナー様に対して、三位一体の総合的なご提案ができる事務所を目指したいですね。
株式会社WILLCO篠原 篠原
守りに入ることなく、変化を続ける姿勢は貴所の魅力だと感じます。
川原田先生 川原田先生
ありがとうございます。時代や世間のニーズはどんどん変わっていくので、それに応じたサービスを積極的に作っていかなければならないと考えています。新しい事業を展開するにあたって新たなチームを立ち上げたり、新拠点を設立したりすることもあるでしょう。そうなれば所内でキャリアアップする道が開けるため、所員の活躍の場を創出することにつながると信じています。
▲談笑の様子

経営者と対等な目線で話のできる知識の幅が重要です。

株式会社WILLCO篠原 篠原
貴所で活躍されている方は、どういった方なのでしょうか。
川原田先生 川原田先生
司法書士以外の知識習得も楽しめる人でしょうか。例えば、企業法務を担当する場合、会社法に詳しくなければいけない。また、クライアントの経営層と話をする機会が多いので、経営戦略、財務、人事組織など経営全般を広く理解していることはお客様の支援をするうえでの基本的なマナーだと思っています。
株式会社WILLCO篠原 篠原
そういったことを事前に学んできたことを面接でアピールされたらどうでしょうか。
川原田先生 川原田先生
「なかなかやるやん!」と感心します(笑)。ぜひ面接でアピールしてください。

これから就職・転職を考えている人へ

株式会社WILLCO篠原 篠原
最後に、これから貴所への入所を目指される方へ一言お願いします。
川原田先生 川原田先生
先ほども申し上げたように、時代はどんどん変わっていきます。私のいろいろな事業のアイディアを「面白い」と聞いてくれる人は大歓迎です!何かを成し遂げたいという想いを持っていて、優秀な仲間のなかで働いてみたいという成長志向のある方と一緒に働くことができれば嬉しく思います。

この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 篠原

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