1. LEGAL JOB MAGAZINE
  2. 司法書士の記事一覧
  3. 【司法書士の実務】民事信託の業務内容や1日の流れ・必要スキル
司法書士 【司法書士の実務】民事信託の業務内容や1日の流れ・必要スキル

【司法書士の実務】民事信託の業務内容や1日の流れ・必要スキル

2020年07月20日

司法書士の民事信託の業務について詳しく知りたい方は、本記事をお読みください。

民事信託の業務を取り扱う司法書士事務所に転職した場合、どのような業務内容や働き方になるのか、具体的に解説しています。

本記事を読むことで、民事信託メインの司法書士事務所にで実際に働くイメージがつきやすくなります。

株式会社WILLCO 稲田
この記事を書いた人
株式会社WILLCO 稲田
司法書士を専門としたリーガルジョブボード(株式会社WILLCO)の転職エージェント。転職実績は業界最大級。求人票には載っていない事務所の評判や口コミのお伝え、選考対策やキャリアステップのご相談など多岐に渡り転職支援をさせていただいています。お気軽にご連絡ください。求職者様・事務所様の双方にとってベストな転職を実現します。

民事信託とは

民事信託とは

民事信託は、自分の財産を信頼出来る人に託し、その財産を自らが定めた目的に沿って管理・運用してもらう制度です。

財産の管理・運用を手伝う民事信託も司法書士業務の一つです。

2006年に信託法と信託業法が大改正され、「民事信託」という新たな信託が生まれました。

 

民事信託の働き方や1日の流れ

民事信託の働き方や1日の流れ

民事信託は毎日同じ業務をルーティンするわけではなく、案件により日々やる業務が異なります。

クライアントによって必要な業務が異なるからです。

司法書士が行う民事信託業務は「登記業務」と「信託監督人」の二つ。

それぞれの詳細を下記にまとめます。

【登記業務】

司法書士は、民事信託に関する登記業務を行います。

民事信託に関する登記業務とは、不動産が信託され委託者が不動案を委託するとき、委託者から受託者に所有権移転を行う際の登記業務です。

また、民事信託のため会社設立をする場合、設立登記を行います。

【信託監督人】

司法書士としての業務に信託監督人があります。

信託監督人とは、他人の財産を管理することに慣れていない親族が受託者になる時、信託監督人制度を利用し信託管理人になること。

司法書士は、「受託者」にはなれません。

司法書士は、民事信託の資産を運用する受託者である親族が、

  • 帳簿等の閲覧等請求権
  • 受託者に対する報告請求権
  • 権限違反行為の取消権
  • 利益相反行為の取消権
  • 受託者が損失を出した場合受託者に対して損失補填を求める

上記のような信託業務が適切に行われているのか、信託監督人として確認します。

以上が民事信託の主な業務内容です。

また以下は、民事信託をメインとした司法書士の仕事の1日の流れです。


【1日の流れ】

9:00 始業(メールのチェックや返信。アポイントの確認などをおこなう。)

10:00 法務局訪問

12:00 昼食

13:00 クライアント面談

16:00 デスクワーク

17:00 クライアント面談

20:00 退勤

民事信託メインの司法書士事務所の忙しさ

民事信託メインの司法書士事務所の忙しさ

民事信託メインの司法書士事務所は忙しい印象です。

それは、民事信託は比較的新しい分野であるため、司法書士の中でも若い勢いのある先生が好むからです。

民事信託業務が忙しいこともありますが、若い先生の営業力や行動力で案件を請負う数が多くなるため、司法書士の人数のわりに案件数が多くなっている可能性も。

しかし登記業務とは違い、「この時間までに法務局へ行かなければならない!」といった時間的制限はないため、自分自身で上手く業務配分できることが魅力です。

 

民事信託メインの事務所で働くメリット・デメリット

民事信託メインの事務所で働くメリット・デメリット

民事信託メインの事務所で働くメリットは、民事信託自体が将来性のある業務であることです。

高齢者が増加している昨今、民事信託の需要は徐々に高まっていく見込みだからです。

また、この民事信託はAIではカバーできません。

今後AIの台頭により司法書士業界に大きな影響を与えると言われていますが、民事信託はまだまだ人が必要とされるでしょう。

資産管理を手伝うにあたり、クライアントと関わる機会が多いからです。

一方でデメリットは、今後伸びる見込みのある事業とは言うものの、本当に将来的に伸びるのかどうかは未知な部分。

というのも、信託メインで売上を伸ばしている事務所があまり多くないからです。

 

民事信託に向いている人

民事信託に向いている人

民事信託にもっとも大切なのは人間力です。

民事信託を頼むクライアントは、資産家や会社の経営者などがほとんどで、財産が多く、年配の方がほとんど。

人生経験豊富なクライアントと話して、内容を汲み取り寄り添う力がなければ信用して任せていただけないからです。

また、財産を管理する上で、幅広い視野を持ち提案できる力があるかどうかも求められます。

クライアントによって、財産管理の仕方や財産を取り巻く環境は違います。

そのため、トラブルになることもあり経験豊富な司法書士が向いているでしょう。

 

民事信託はトレンド業務

民事信託はトレンド業務

民事信託は、成年後見と並び、トレンド業務です。

それは、高齢化が進む中で増えていく見込みのある業務だから。

実際、民事信託メインの事務所を希望する求職者が弊社にご相談にくることが増えました。

もちろん、民事信託を請負っている事務所は多くありますが、民事信託をメインでおこなう事務所はまだまだ少ない印象です。

そのため、民事信託メインと絞って転職活動をしていくとなかなか思い通りに進まない可能性もあります。

転職活動をしていく中で、行き詰ったらぜひ弊社LEGAL JOB BOARD(リーガルジョブボード)にご相談ください。

 

未経験司法書士で民事信託を希望している場合

未経験司法書士で民事信託を希望している場合

未経験司法書士はいきなり民事信託をメインとする事務所へ行くのではなく、登記や幅広い業務を扱っている事務所で経験を積むことがおすすめです。

もちろん、未経験で民事信託メインの事務所の求人へ応募するのはダメではありません。

しかし、民事信託をおこなう上で、司法書士としての経験や社会人としての経験は大切。

それは上記でもお話した通り、相手にするクライアントは資産家や会社の経営者で、司法書士経験がある方が信頼されやすいためです。

もともと金融機関やコンサルなどで、金融の動きや人へ提案する力がついている方でなければ、未経験司法書士はなかなか信用されにくいです。

司法書士業務経験、社会人経験を積んだ後、民事信託業務を請負った方がスムーズに業務をすすめられることがほとんどです。

 

民事信託の司法書士事務所に転職する方法

弊社LEGAL JOB BOARD(リーガルジョブボード)では、民事信託を取り扱う司法書士事務所の求人を取り揃えています。

リーガルジョブボードは、司法書士専門の転職エージェントサイトです。

実は、自分で求人に応募するよりも、転職エージェントを経由して応募した方が内定が出やすいのをご存知ですか?

その理由は以下の記事に書かれています。

転職を検討している司法書士の方・これから司法書士になろうとしている方は、お気軽にこちらまでご連絡ください。

右下のチャットでも構いません。

株式会社WILLCO 稲田
この記事を書いた人
株式会社WILLCO 稲田
司法書士を専門としたリーガルジョブボード(株式会社WILLCO)の転職エージェント。転職実績は業界最大級。求人票には載っていない事務所の評判や口コミのお伝え、選考対策やキャリアステップのご相談など多岐に渡り転職支援をさせていただいています。お気軽にご連絡ください。求職者様・事務所様の双方にとってベストな転職を実現します。