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司法書士 司法書士の平均年収と給料を上げるために必要なスキル・方法

司法書士の平均年収と給料を上げるために必要なスキル・方法

2020年10月04日

こんにちは。司法書士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の水澤です。

今回は、司法書士の年収について解説します。

司法書士の年収は勤務エリアや実務経験などによって変わりますが、そのあたりも含めて詳細にまとめています。

具体的な内容は以下です。

  • 勤務司法書士の平均年収
  • 独立開業した場合の平均年収
  • 司法書士業界の現実年収を上げるために必要なスキル

これから司法書士を目指される方だけでなく、現在司法書士としてご勤務されている方にも参考になるはずです。

ちなみに年収を上げる方法については以下の記事で詳しく解説しています。

株式会社WILLCO 水澤
この記事を書いた人
株式会社WILLCO 水澤
司法書士を専門としたリーガルジョブボード(株式会社WILLCO)の転職エージェント。転職実績は業界最大級。求人票には載っていない事務所の評判や口コミのお伝え、選考対策やキャリアステップのご相談など多岐に渡り転職支援をさせていただいています。お気軽にご連絡ください。求職者様・事務所様の双方にとってベストな転職を実現します。

勤務司法書士の平均年収

勤務司法書士の平均年収

結論から言うと、勤務司法書士の平均年収は400~450万円です。

しかし年収に影響する要素は3つあり、それらによっては100万円~200万円前後の差が出ることも。

年収に影響する3つの要素は以下です。

 

勤務エリア

勤務するエリアによって年収は変動します。

司法書士の年収も、一般企業と同じく

都市部は高く、地方は低い傾向にあります。

地方に比べ都市部の方が案件数が多いため、

その分売上も多くなり、司法書士の年収にも反映されるわけです。

 

実務経験やキャリアの長さ

司法書士業界では、キャリアの長さが年収に大きく影響します。

目安としては

  • 未経験の方で350万円程度
  • 経験1~2年の方で400万円程度
  • 経験3~8年の方で500万円程度
  • 経験9~10年以上で600万円超え

です。

キャリアによって年収が決まるので、年齢はあまり考慮されません。

 

事務所の規模

勤務する事務所の規模によっても、年収は大きく異なります。

同じ業務内容でも、事務所によっては200万円程の差が出ることも。

一般的に大きな事務所や企業ほど高く、小さな事務所ほど低い傾向にあります。

大きな組織は案件も多く、安定しているため、必然的に売上も多くなります。

また、所員が多いと役職も存在するようになります。

そのため役職手当が付く司法書士が増え、結果的に年収アップに繋がります。

 

年齢や年代は平均年収に影響しない

司法書士は、実務経験で年収が決まると言っても過言ではありません。

そのため、年代別や年齢別の司法書士年収データは存在しないです。

他サイトにはたまに年代別・年齢別の平均年収が掲載されていますが、あまり参考にならないので注意してください。

 

独立開業した場合の平均年収

独立開業した場合の平均年収

次に、独立開業した場合の平均年収です。

独立開業の場合は、一概に平均を出すことはできません。

勤務司法書士に比べ、年収の変動が大きいからです。

例としてあげると、1000万円を超える方は1割程度です。

裁量はすべて自身に委ねられるため、業績を大きく伸ばせる可能性がある一方で閉業のリスクも存在します。

以下のような項目が主な理由です。

 

求められる知識が多いから

当然ですが、独立すると司法書士としての実績や知識が求められます。

それらの能力を身に付けていないと、

場合によっては勤務司法書士よりも年収が下がることもあります。

 

営業力が求められるから

独立開業する場合、営業力も必要です。

自ら営業を行い、案件や仕事の確保を強いられることになります。

開拓できないうちは、年収300万円を切ることも。

開業前に営業スキルや集客のノウハウを学ぶことも必要だと言えます。

 

実力が全て売上(年収)に反映されるから

独立した場合は、開業者の実力や裁量が売上に直結します。

勤務司法書士は与えられた仕事や案件をこなせば給与が得られます。

一方で独立司法書士は、前項の通り仕事が与えられる訳ではありません。

自分の得意分野で差別化を図り、売上を伸ばすなどの工夫も必要です。

そのため人によっては重責を感じ、勤務司法書士の方が良いと思うことも多くあるかもしれません。

 

司法書士の年収が昔に比べて減少している理由

昔は「稼げる職業」だったが...

まず、司法書士の平均年収は減少傾向にあります。

現在司法書士の初任給は月23万円~25万円前後で、大卒で一般企業勤務と大差ありません。

では、なぜ司法書士の年収は減少傾向にあるのでしょうか。

 

インターネットの普及

インターネットが普及し、誰でも簡単に専門知識を調べることができるようになりました。

法律の条文や判例などをインターネットで閲覧できるようになったことで司法書士に相談する機会が減少。

個人の方からの相談件数が減ったことも年収減少の要因です。

 

単価の低い案件の増加

相談件数が減った分、現在司法書士の仕事の多くは「土地登記」や「書類作成」です。

法的知識が必要で一般人にはできないものの、これらの業務は報酬額が低いことが多く

年収低下の要因の1つとなります。

 

広告・報酬の自由化

以前は禁止されていた広告ですが、現在は自由に打って良いことになっています。

そのため、業界内での競争が高まり、相談者が減少している事務所も存在します。

また報酬に関しても、以前は報酬基準が設けられていました。

しかし現在は、広告同様自由化され事務所同士の競争が起こって事務所によっては、単価が下がり収益が悪化しているところも。

 

年収を上げるために必要なスキル

年収を上げるために必要なスキル

では司法書士には、時代に流される厳しい未来しか待っていないのでしょうか。

今後重要になるのは「今、求められる司法書士になること」だと言えます。

幅広いスキルを身に付け、司法書士としての価値を高めることが年収アップのポイントです。

勤務司法書士としての年収をあげる方法については、詳しくは下の記事で解説しています。

年収を上げるためにはどのようなスキルが必要なのか、本記事でも少し触れておきます。

 

幅広い業務の経験

不動産登記、商業登記、相続業務、裁判業務など、幅広い業務経験が必要です。

様々な業務経験をしているほど、事務所にとってはありがたい存在となります。

そうすると当然、事務所にとっての価値も上がり、年収アップに繋がります。

 

スピード感を持って業務をこなす

登記業務を行う司法書士にとって、仕事をこなすスピードは重要です。

個人差が出ない登記業務において、差別化を図るとすればスピードになるからです。

スピード感をもって業務をこなし、事務所がクライアントからの継続依頼を獲得できると

結果的に自分の評価が上がることに繋がります。

 

正確さを身に付ける

スピードと同時に仕事の正確さも求められます。

前項と対立しますが、一言一句間違えられない登記業務においていかに正確に業務をこなせるかは、当たり前ですが非常に重要な事です。

正確な仕事をしてクライアントの信頼度を高めなければ、いくら早くても本末転倒です。

 

マネジメント能力を磨く

年収アップには、専門業務のスキルだけでなくマネジメント能力も大切です。

業務と並行して部下のマネジメントをした経験があると、大幅に価値が上がります。

部下を育てられる司法書士は事務所にとってはありがたい存在です。

また大きな事務所で部下をもって働くことができると、役職手当が付く場合もあり結果として年収の大幅アップが見込めます。

 

コンサルティング能力を身に付ける

これからの時代、司法書士にもコンサルティング能力が必要とされます。

現代において、登記業務はAIに取って代わられると言われています。

そのため、近年相続や信託業務に力を入れる事務所も増えてきています。

対人のコミュニケーションに自信のある方はコンサルティング分野でもご活躍いただけます。

人間にしかできない仕事をする能力も、これからの時代は必要ですね。

 

今すぐ年収を上げる方法

年収を上げる方法

年収を上げるためのスキルは前述した通りです。

しかし同時に、そのスキルを事務所や上司に認めてもらう必要もあります。

実務経験が年収に反映されるよう、昇給や査定時期に上司との面談を通しながら自己PRを行いましょう。

どういった業務やスキルが身についているのかを、あらかじめ整理しておくことが大切です。

また、他の事務所ではあなたの年収を正当に評価してくれる可能性があることも忘れてはなりません。

弊社LEGAL JOB BOARD(リーガルジョブボード)では、あなたの市場価値をもとに、現在期待できる年収をお話させていただくことが可能です。

もしご興味があればご連絡くださいませ。

お急ぎの方は右下のチャットやお電話(03-6774-8902)でも構いません。

 

最後に

本記事をまとめると以下の通りです。

  • 勤務司法書士の平均年収は400万円程度

  • 年収は年齢ではなくキャリアに比例する

  • 独立開業は夢がある一方、大きな壁もある

  • 業界全体の平均年収は減少傾向にある

  • これからの時代に合った司法書士になるスキルを身に付ける

司法書士は働き方とその人によって、大きく年収が変わる職業です。

また今後は、高齢化社会においてニーズが高まる・将来性のある仕事です。

努力次第ではかなりの年収を稼ぐこともできる夢のある職業でもありますので、資格取得を目指しお勉強中の方は、是非前向きに検討してください。

株式会社WILLCO 水澤
この記事を書いた人
株式会社WILLCO 水澤
司法書士を専門としたリーガルジョブボード(株式会社WILLCO)の転職エージェント。転職実績は業界最大級。求人票には載っていない事務所の評判や口コミのお伝え、選考対策やキャリアステップのご相談など多岐に渡り転職支援をさせていただいています。お気軽にご連絡ください。求職者様・事務所様の双方にとってベストな転職を実現します。