弁理士

弁理士の魅力ややりがい|待遇・環境・業務内容別で解説

by LEGAL JOB BOARD 三島善太

転職エージェント

担当職種:
  • 企業知財部
  • 弁理士
  • 特許技術者

こんにちは。弁理士の転職エージェント「リーガルジョブボード」の三島です。

本記事では「弁理士の魅力ややりがい」について解説します。

合格率がわずか7%ほどである難関国家資格の「弁理士」。そんな狭き門を通り抜けて活躍する弁理士たちは、仕事に対してどのような魅力ややりがいを感じているのでしょうか。弁理士への転職を考えている方や、のについてより理解が深まるはずです。

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弁理士とは

まず、本記事で紹介する弁理士とは何かについて説明します。

弁理士は、「知的財産」に関する専門家です。「知的財産」とは、特許権・実用新案権・意匠権・商標権などを指します。

主に特許事務所に在籍し、様々な技術や製品を開発した企業や発明者に寄り添って、知的財産の創出や、知的財産権の取得・活用をサポートする仕事です。

弁理士になるには、国家試験である弁理士試験に合格し、弁理士登録をする必要があります。

弁理士の仕事内容や役割・弁理士試験の難易度の詳細については、以下の記事をご覧ください。

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弁理士の魅力-待遇・環境面-

まずは「待遇・環境面」の魅力から。

高収入である

弁理士資格者の平均年収は約700万円です。

日本の一般的な平均年収(約420万円)と比較すると、弁理士の年収は高いと言えます。未経験でも年収450万円程度。

ベテランになると年収800万円~1000万円以上も可能な業界となっています。

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実力が結果に反映されやすい

特許事務所に勤める場合、弁理士の年収は成果主義制度によって決まるケースが多いです。そのため実力が業績や収入に反映されやすく、大変やりがいの感じられる業界です。

弁理士の仕事は1件1件の区切りが非常に明確で、1つの案件を1人が最初から最後まで担当します。そのため成果主義での評価がしやすく、多くの事務所で成果主義が採用されています。

リモートワーク(在宅)やフレックス・時短勤務が可能

弁理士は基本的に、リモートワークやフレックス・時短での勤務が可能です。特許事務所に所属する弁理士の主な業務は明細書などの文章を作成すること。

そのため出社しなくてもこなせるものが多いのです。

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クライアントとの打ち合わせなど、必要がある時だけ出社する弁理士も多く存在します。また、フレックスや時短勤務ができるのも特許事務所に勤める弁理士の魅力です。

これは弁理士は裁量労働制の場合が多く、自分で働く量を調整しやすいためです。

リモートワークが可能であったり、就業時間の融通が利くので、子供を産んだ後も子育てをしながら弁理士として活躍し続ける方もいます。

独立開業ができる

経験を積んだ弁理士であれば、独立開業の道があります。特許事務所の中で、弁理士一人で運営する事務所の割合は約70%にも及びます。個人事務所の形態が多いのが弁理士業界の特徴です。

比較的独立をしやすい業界と言えます。

弁理士の魅力-業務内容面-

次に、「業務内容」に関する弁理士の魅力についてまとめます。

常に最先端の技術に触れることができる

まだ世の中に出ていない最先端の技術や、研究開発段階の製品に触れながら仕事ができるという魅力があります。特許として権利化する前の技術や製品は、クライアントにとって企業秘密とも言えるものです。

そういった新しいモノが世の中に広まっていく過程で、サポートできるのは弁理士だけの特権です。

そのため、ものづくりや研究開発、科学技術に携わる仕事をしていた人にとってはとてもやりがいが感じられるはずです。

理系と文系(法律・語学)の知識両方が活かせる

弁理士は、法律を取り扱う資格であるにも関わらず、業務上では理系の専門知識が求められる特殊な職業です。また、外国出願を行う特許事務所に勤める場合、語学力も活かして働くことができます。

理系出身の方でも、学生時代などに培った語学力を業務に生かしやすい点が弁理士の魅力であり、また業務を通じて、さらにスキルを向上させていくことができます。

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企業経営に近い立場で仕事ができる

先ほども述べたように、特許として権利化する前の技術や製品は、クライアントにとって企業秘密とも言えるものです。そのような技術や製品を、知的財産権で保護しどのように活用できるかは、企業の経営戦略に関わる重要な事柄です。

知財部のないベンチャー企業や中小企業にとって、知的財産の観点からアドバイスやサポートをしてくれる弁理士の存在は、大きな影響力を持っています。

そのため企業の社長や役員クラスの人と、一緒になって仕事ができる機会が多く、企業経営に近い立場で仕事ができるのも弁理士の魅力です。

一人で黙々と仕事ができる

特許事務所に所属する弁理士の主な業務は、明細書作成など文章を書く業務が中心です。そのため一人前の弁理士になったあとは、一人で黙々と作業に打ち込めるというのも一つの魅力です。

特許事務所の多くは、集中しやすい環境作りのため、個々のデスクがパーテーションで仕切られとても静かな雰囲気です。

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この記事の執筆者

LEGAL JOB BOARD 三島善太

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